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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『こんな日本でよかったね』(内田樹/バジリコ、2008)
☆☆☆☆☆ 日本社会の諸問題に対し、「人類学的叡智」でお答えましょう。 「少子化問題」は存在しません。「根本的な変革」はしてはいけない。「格差社会論」に基づく社会改良政策は、ますます「金で苦労する人」を増やすだけ。日本は「辺境」で「属国」、それで何か問題でも?日本がこれから目指すべきは、「フェミニンな共産主義」です。 そんなバカな、と感じた方は、ぜひ本書をお読みください。あまりの暴論ぶりに思わず説得されるはずです。 日常的な現象の裏に潜む本質的「構造」を問題にする、「寝ながら学んだ構造主義者」ウチダ先生による、目からウロコの日本社会論。これが日本の生きる道?(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 著者は神戸女学院大学文学部教授、専門はフランス現代思想、映画論、武道論(とのこと)。ですがこのところ、ご専門のベースとされている構造主義の立場から現代社会の諸問題について幅広く著作を出され、いまやすっかり売れっ子の感のある方。あとがきによると、著者のブログも累計1,000万ヒットとのことです。 本作ですが、挑発的なタイトルが店頭で目に付きさっそく図書館で検索したところ、早くも数人予約待ちの状態でした。本書はここ二、三年の間に上記のブログで取り上げられた話題を編集者の方と一緒に本の形に再構成されたもので、一篇々々は短くて読みやすく、口調もやさしく肩が凝りません。 ただ、内容的には上記のあらすじにもあるように、普段ややもするとメディア等の論調に流されてしまいそうな問題について、それがどう「問題の立て方」を誤ったがゆえに(あるいは意図的に)流布したものと思われるのか、先生の立場から指弾されています。 私は不勉強にして構造主義の何たるか、勘所をいまだ掴んだとは到底言えないのですが、堅苦しくそういうことを考えなくても、本来は皆が持っているはずの大人の常識で事を考えればナットクのいくことばかり。あまりテレビ等で派手にご活躍ではないので一般的な認知度は低い先生かも知れませんが、間違いなく「知」の最先端を担う方だと思います。もっと世論、国論を引っ張る、というか正す立場でのご活躍を願うばかりです。恐れ入りました。
by sergeant_cooper
| 2008-12-25 06:04
| 書籍・映画
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