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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『凍える森』(アンドレア・M・シェンケル/集英社文庫、2005)
☆☆☆☆★ 1950年代半ば、南バイエルン地方の森に囲まれた静かな農村で起きた凄惨な一家皆殺し事件。なぜ家族は殺されなければならなかったのか?犯人は誰なのか?友人や教師、郵便配達人、近所の農夫など村人たちの証言から被害者家族の意外な事実が明らかになり、その中から犯人像がおぼろげに浮かびあがる。ドイツ犯罪史上最もミステリアスといわれた迷宮入り事件に基づいた出色の作。(以上、本書の帯より) 本書は2007年ドイツミステリー大賞受賞作だそうで、1922年に起きた実際の事件を1950年代という舞台背景に移植したうえで、作者が独自の推理を加えて犯人を特定する形になっています。ちなみに肝心の事件そのものはいまだ未解決で、引退した元警部が独自捜査を継続しているとのこと。 事件自体は作者の推理からすると意外なほど単純で、文庫本で194ページという、一日で読めてしまうほどの小品です。が、本書が独特なのはその構成というか語り口です。十数人の関係者の証言を、口語のまま、とりとめもなく収録した形を取り、後は読者の皆さんのご想像にお任せします、とでもいった感じでしょうか。邦書でいうと、宮部みゆきの傑作『理由』にもどことなく共通するスタイルです。こんな手法があったかと考えさせられる作品でした。
by sergeant_cooper
| 2008-05-08 00:15
| 書籍・映画
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