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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『土曜日』(イアン・マキューアン/新潮クレストブックス、2005)
☆☆☆★★ 別格の地位を誇る英文学界の手練れマキューアンが贈る最新作、全英ベストセラー。 9.11後のある日の土曜日、妻と子供二人に、久しぶりにフランスから来た義父を交えた楽しい会食の予定だった日。ヒースロー空港を襲った突発的なテロ、駐車場での野卑な若者との暴力沙汰、スカッシュ仲間との仲違い。何が起こっても不思議ではないその日、優秀な脳神経外科医ヘンリーの周囲は危機の予兆に満ちていた。若者は腹いせにヘンリー家に押し入るが階段から転落、皮肉にもヘンリー自身が執刀に当たることになる。果たして安息の日曜日は訪れるのか。 名匠が優美極まる手つきで鮮やかに切り取る現代ロンドンの一日、ブッカー賞候補作。(以上、出版社の内容紹介より修正のうえ抜粋) イギリスの"The Times"の書評によると「幸福というものの脆さ、幸福を脅かすあらゆる脅威に対する美しいまでに鋭敏な感覚。現代人必読の書だ。芸術的達成、倫理観、政治観の全てにおいて、この作品は卓越している」とのこと。 ミステリやノンフィクションのジャンクフード的な刺激物ばかり摂取している我が「空気頭」(© 椎名誠)では、おそらくこの肝心の土曜日にヘンリー一家に起こったあらゆるエピソードや事件の持つ意味をどう解釈していいのか、正直お手上げであります。ヘンリーは、駐車場での件の若者の異常行動を一目見てパーキンソン病の疑い有りと診断しますが、その後に我が身に降りかかった転落事故の手術では、骨折箇所の治療だけで、後は意図的に放置しました。彼なりの「復讐」だったのでしょうか。 何が起きても、あるいは何が起きなくても不思議はない偶然のうえに、私たちの生活は何も知らずに成り立っているのでしょう。
by sergeant_cooper
| 2008-02-18 01:47
| 書籍・映画
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