検索
プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
カテゴリ
タグ
NFL(540)
ライブ(220) 広島市(76) 試乗(75) 浜崎あゆみ(72) クラシック(69) 海外ドラマ(64) 中央線(62) けっとちゃっぷ(62) ジェフリー・ディーヴァー(53) ピアノ(50) ロシア(49) ラジオ(49) マイクル・コナリー(48) 内田樹(43) 以前の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
ライフログ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
『憲法九条を世界遺産に』(太田光、中沢新一/集英社新書、2006)
☆☆★★★ テレビ番組「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」でも話題になった憲法九条護憲論を、爆笑問題の太田光と人類学者の中沢新一が対談する。 憲法九条は、戦後のアメリカの理想主義と日本人の厭戦気分が出会って生まれた奇蹟の合作である、戦争という間違いを冒すかもしれない人間を守るというユニークで崇高な九条を保持していきたいと説く。 私が大学生の頃は、ようやく旧ソ連にゴルバチョフが登場してきたとはいえいまだ冷戦の真っ最中、マルクス主義も一定の影響力を保っていました。そんな中で、法学部で日本国憲法を専攻した私の指導教官はかなり進歩的な護憲派の先生で、当然のことながら、私も憲法九条は文言どおりに守られなければならないと固く信じ、なし崩しに解釈改憲を進める政府にストップをかけない裁判所の態度を歯がゆく感じたりしておりました。 しかし、冷戦が終結し、国際社会の新たな脅威がテロやならず者国家となる一方で、国連の常任理事国入りを目指し国際社会への一層のコミットメントが求められるようになった現在の日本で、憲法九条を墨守することが果たして得策なのかどうか、正直言って私は迷っています。何もまた「国権の発動たる戦争」を積極的に容認したり、かつて言われた「シーレーン防衛」が独力で可能なほどの戦力を持とうというのではありませんが、かつて旧ソ連を仮想敵国として自衛力を保持したのなら、今度は喫緊の課題である北朝鮮の(テロ)攻撃に対抗できるだけの戦力を整えたり、あるいは(常任理事国の一員として)地域紛争への介入手段を持つことは、まったく当然な行為であるように思います。 確かに私も、憲法九条は世界遺産に指定してもらいたいくらい美しい理想を唱えた条文だとは思いますが、美しいから、あるいは改憲の当事者になりたくないから、といって著者らが訴える議論は理想論に過ぎるように思います。 蛇足ながら、お笑い芸人(失礼)の太田光が実に読書家で勉強熱心、博識であることには感心させられました。
by sergeant_cooper
| 2007-03-23 00:44
| 書籍・映画
|
Trackback
|
Comments(1)
|
ファン申請 |
||