検索
プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
カテゴリ
タグ
NFL(540)
ライブ(220) 広島市(76) 試乗(75) 浜崎あゆみ(72) クラシック(69) 海外ドラマ(64) 中央線(62) けっとちゃっぷ(62) ジェフリー・ディーヴァー(53) ピアノ(50) ロシア(49) ラジオ(49) マイクル・コナリー(48) 内田樹(43) 以前の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
ライフログ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
『英国名門校の流儀』(松原直美/新潮新書、2019)
☆☆★★★ 歴代首相からノーベル賞受賞者、名俳優まで輩出する英国パブリック・スクール。その名門ハーロウ校で日本語教師となった著者は最高の教育現場を目の当たりにした。 独特の礼儀作法、「文武」に加えて重視される「芸」、目に見える賞と罰、ずばぬけた教師陣。映画「ハリー・ポッター」で使われた教室もある学舎で、10代の紳士たちは共同生活を通して鍛えられていく。 日本人生徒の貴重な肉声も収めた、社会に資するリーダーの育て方。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 著者は、1968年生まれ。上智大学卒、早大大学院アジア太平洋研究科博士後期課程退学。タイの公立高校、UAEの国立ザーイド大学での勤務を経て、14年から18年までハーロウ校にて、選択科目である日本語の非常勤講師を務める。元々、日本語講師として活躍していた著者が、英国名門校での経験を紹介したものです。 あとがきにて「限られた紙幅ですべて描き出すことは不可能」「紹介できなかった行事や出来事は数え切れない」「外国の教育を盲目的に礼賛する気は毛頭ない」とは断っておられます。そういう意味で、日本人として興味深く感じた「英国名門校・全寮制の中高一貫校」での体験を、そのまま紹介されている感じではあります。 規律が厳しい反面、生徒たちに自分の頭で考えさせる局面を数多く用意し、文武ならず芸に至るまで、環境を整える。日本からすれば、理想的な教育環境かも知れません。もとより、学費が一年間で600万円くらいと、格差社会のイギリでも富裕層の子弟しか通えない学校とはいえ、そこではキチンと国を背負って立つ人間を育てているのだ。 が、私自身を振り返ってみても、ここまでいかなくても、同様の教育は、受けてきた。広島市の私立の中高一貫校で、(学費までは知りませんが)制服、制帽、製靴。カバンはなくて、「ふろしき」を常用。成績こそ張り出されはしませんが、誰が優秀なのかは、皆、わかっていたし、一目置いていた。武になると、そういう季節では、市、県の大会での部活での受賞者は、毎週月曜日の全校生朝礼の場で、校長先生から表彰された(=水泳が得意だった私も、何度も「壇上」に上りました)。 それを考えると、日本にもそれなりの英才教育はあるとも言えるし、もっと遡れば、戦前の兵学校や士官学校は、もっと凄かったのだ。子供って、子供の時分は、あまり人との違い、不公平感や劣等感なんて、大人になってからのような嫉妬に近い感情は抱かず、素直に「すごい」と受け止めるものだ(と思っています)。 今の教育がどこまで「平等」を意識しているのか知りませんが、個人的には、もっとビシビシやっても、本人たちは気にしないと思うんですけどね(=少なくとも、私の経験からは)。
by sergeant_cooper
| 2019-12-12 05:24
| 書籍・映画
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||