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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」
☆☆☆☆☆ これはDVDでもTV放送でもなく、映画館で観てきました@立川シネマシティ。 独ソ戦、それも戦車の戦いだというので、もう絶対観ようと思ってましたが、期待以上の出来でした。 まずもって、これはロシア作品なのですね。この手のハリウッドの映画だと役者が英語喋りますが、主人公らの言語は当然ロシア語にドイツ語(もちろん、日本語字幕付き)。ここからして、私としては、嬉しい。 さてストーリーですが、1941年、モスクワまであと35kmにまで迫ってきたドイツ軍を、機甲学校を出たばかりの新米士官のシヴシュキン少尉と、残存戦車兵たった三名が、たった一台のT-34で何とか食い止める。が、そこでパンター戦車軍団を指揮するイェーガーらに最後はやられてしまい、捕虜に。 そして3年後。シヴシュキンらは収容所を転々としていたところ、イェーガー大佐の立案で、捕獲したT-34を彼らに操縦させ、ドイツ軍の練習台にさせようとする。しかし、当該捕獲された戦車には、実弾6発が残っていたことから、シヴシュキンらは収容所を突破して脱走を決意する。 見事な作戦で収容所を突破し、チェコを目指すが、イェーガー大佐は面目にかけて捉えにかかる。南ドイツのとある街でついに追い付かれ、待ち伏せを喰らうが、圧倒的に不利な中、機略と、そして最後は「一対一」の決闘?をもって、イェーガー大佐に勝利、同行してきた収容所通訳のアーニャとともに、自由にー。 と、こんなストーリーです。面白いところは幾つもありますが、 1)ロシア映画も、まるでハリウッド大作のようなクオリティを持った。 戦車砲からの砲弾がVFX技術でスローモーションになり、互いにすれ違ったり、砲塔をかすめたりするシーンが、もう迫真の出来。かすめるだけで、戦車内は脳震盪を起こしたかのような衝撃になる。 2)収容所で与えられたT-34、もう三年後の「最新型」ということで、性能がアップしている。 整備が終わり、イェーガー大佐らの前で試験走行するのですが、旋回や片輪走行等、自由自在。また、実弾があるといってもたった6発なので、逃げながらも、機動でやり過ごすしかない場面も多い。車長のシヴシュキンの「右!」「左!」の間一髪の指示で、まるで四駆のオフロード車のような身のこなしで、パンター戦車の砲弾を交わしていく。T-34も機動力のある戦車ではありますが、ここまで自在に操れるとは。 なお、調べてみましたが、車重2tの乗用車で150psだとすると、パワーウェイトレシオは、13kg/ps。T-34だと車重32tで500psだそうで、64kg/ps。幾ら何でも、この身の軽さは、ないだろう(苦笑)。 4)シヴシュキン少尉のリーダーシップもお見事。 一番最初は、初めての前線ということで、疲れ切った部下に信用されない面もあったが、見事な戦術で支持を得た。 収容所からの脱走劇と戦闘でも、見事なチームワークを見せてくれた。リーダーが部下の尊敬と支持を得るというのは、こういうことかと感心しました。 5)サウンドトラック。 試験走行時は、こんな曲芸もできるとばかりの機動を見せますが、そのBGMが何と「白鳥の湖」。戦車兵も「白鳥の湖のように舞ってやるぜ!」ときた。 そしてシヴシュキンとアーニャの「ラブシーン」では、あのラフマニノフのピアノ協奏曲第二番の第二楽章。ロシアが誇る国宝級のクラシックを二つぶつけてくるなんて、もう、恐れ入りましたとなるしかない。 *** 最後の字幕は、「独ソ戦を戦ったすべての兵士に捧げる」とありましたが、英国の救国の英雄がスピットファイアなら、ソ連の場合はT-34だろう。陸軍大国、戦車大国のロシアの思い入れが、見事に出ていたと思います、本当に、よくぞここまで製作したものだ。
by sergeant_cooper
| 2019-11-11 05:45
| 書籍・映画
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