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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『とてつもない失敗の世界史』(トム・フィリップス/河出書房新社、2018)
☆☆☆☆☆ あなたは失敗でくよくよ悩んでいないか?メガトン級の「大失敗」列伝! 人類はなぜヘマを繰り返してきたか、救いようのない人間のあんぽんたんぶりを思い知るための、あまりにユーモラスな本。 誤って木から落ちた人類の祖先ルーシーから、国を滅ぼし、生物を弄び、環境を壊した、想像を絶するダメさ加減に「人類の本性」を見る。 世界27か国で訳されているベストセラー!(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 著者は、ロンドンを拠点とするジャーナリスト兼ユーモア作家。ケンブリッジ大学で考古学、人類学、歴史学、科学哲学を学んだそう。 感想を結論から言って、抱腹絶倒とまではいかないものの、笑える筆致で笑える内容の、面白く、大変興味深い本でした。 内容としては、人類全体や特定の個人がこれまで犯してきた「大失敗」の数々を紹介。 ・後先のことを考えずに環境を破壊(イースター島等)、 ・気安く外来種を移動させて在来種に与えた大被害、 ・統治に不適格だった「あんぽんたん」な専制君主の面々、 ・下手くそな戦争、 ・植民地政策の誤り、 ・外交上の大失敗(で国を滅ぼす)、 ・そしてテクノロジーを盲信した挙げ句の被害(アメリカの火星探査機の火星衝突、有鉛ガソリンやプラスチックごみ等)。 知っている例ももちろん幾つかはありましたが、結構知らない話が多く、後知恵で考えると「よくも、こうまで、おバカなことを…」をは思います。 が、そういった、好奇心や名誉欲等に駆られて動いてしまうのが、人類(の文明)をここまで進化させたとも言える。しかし、著者も何度も指摘しているように、「(後先のことは)知ったこっちゃない」とばかりに、目先の利益だけを追い求め、挙句の果ては取り返しのつかない事態を何度も起こしてきた。 もうここまで、人類の生態系や科学技術が広まってしまうと、これから先の行動は、もう破滅的な大失敗を招きかねない。そういうことへの(イングランド人らしい)ユーモア溢れる?警告の書でありました。
by sergeant_cooper
| 2019-09-28 08:18
| 書籍・映画
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