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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『なぜリベラルは敗け続けるのか』(岡田憲治/集英社インターナショナル、2019)
☆☆☆☆★ 私は本書執筆で「友」を喪う覚悟を決めた(著者)。 リベラルで知られる政治学者が書き下ろす警世の書。いつまでも「オトナ」になれない日本の野党勢力を痛烈に批判する。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 著者は、1962年生まれ。早大大学院政治学研究科博士課程修了(政治学)。専修大学法学部教授(現代デモクラシー論)。 当初読み始めた際、語り口が「易しい」ので、これは中高生向けの本かとも思いましたが、全然違いました。著者自身、80年代前半を大学生として過ごし、当時の学生運動、政治活動にも、関った。政治(学)を志す学者として、その後も政党や政治家、候補者の運動も手弁当で手伝い続けた。が、それにもかかわらず、リベラル勢力は全戦全敗である。これをどうみれば良いのか。 端的に言うと、著者は反省の念も込めて、自分自身を含むリベラル勢力が、 ・「大人」の「政治」をしておらず、 ・良い意味での「リアリズム」を実践できておらず、 ・「理想」「理念」に拘るあまり「ゼニ、カネ」の問題を軽視し、 ・結果として、民主主義を動かす力となる勢力の結集に失敗してきたからだ、 としています。政党も、綱領はともかくとして公約では、向こう何年間かの任期で実現したい/実現可能な政策を掲げるべきであり、そうであれば、たとえ共産党とでも連携できるはず。 かつて著者自身が若かった頃は、自分でも青二才的、「左翼小児病」的な言説を振り回しているだけだった。が、昨今の与党一強、行政府主導で、従来の立憲政治のルールがないがしろにされている現況では、もういい加減、野党勢力がバラバラなままだと(かつ、有権者も棄権しているままだと)、与党の思うツボではないか。そういう強い警鐘でありました。 こういう、ある意味「今更感」のある本が、文字どおり今更ながらに出版され、世に問われるほど、日本の政治の成熟度は、低いということでしょう。当然、私を含む、有権者も。政治とは、本来そういうものだとあらためて思い知らされた次第です。
by sergeant_cooper
| 2019-09-19 05:44
| 書籍・映画
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