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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『緊急工作員』(ダニエル・ジャドスン/ハヤカワ文庫、2016)
☆☆☆★★ 戦地から戻り平穏に恋人と暮らすトムのもとに、かつての上官からの緊急メッセージが届いた。命の恩人の戦友が、何者かとの激しい銃撃戦の末に姿を消したというのだ。彼を救うべく、その行方を追うことになったトムの世界は一変する。 裏に潜む陰謀、裏切りに次ぐ裏切り、周到に張りめぐらされた罠、襲いかかる刺客、銃弾の嵐…。そして現われる真の敵とは? 望まぬ闘いに身を投じた男の苦闘を描くサスペンス・アクション!(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 邦訳刊行はこの2019年1月で、本邦初紹介の作家です。あまり略歴は知られていないとのことですが、2003年に作家デビュー。デビュー作がアメリカ私立探偵作家クラブの最優秀ペーパーバック賞を受賞した。本作は、この「エージェント・シリーズ」の第一作に当たる。 なお、本人は、コネティカット州出身で、かつては自称放浪者、墓掘人として働いたこともあるそう。現在は同州でフィアンセと一緒に、拾った野良ネコ四匹と暮らしているとか。 さて本題ですが、主人公のトム・セクストンは、元海軍工兵偵察隊員。戦地から帰還し、数年もの間、心の傷を癒やすための旅に明け暮れていたところ、ようやく、田舎町のダイナーのウェイトレス、ステラと知り合い、落ち着き先を得る。 が、かつての部隊長で、現在は民間警備会社を営むキャリントンから秘密の連絡があり、戦地でトムの命を救ってくれたカヒル(元海兵隊武装偵察隊員)が、チェチェン人らしい武装勢力に襲われて負傷、行方不明になったので、かつての恩義に報いるべく、探してもらえないかと言う。 しかしそこから、プロットの糸がもつれにもつれます。 一連の騒動を起こしている背後にいるのは、誰なのか?キャリントンに依頼したというNSA情報分析官のアレクサ・サヴェル?、政府と強いコネがある民間軍事会社のレイヴィス?、それともはたまた、キャリントン本人の自作自演?あるいは、本当に抹殺されるべきなのは、やはりカヒル自身なのか? 何度も敵味方が入れ替わるようなストーリーで、読んでいる途中からだんだん訳がわからなくなってきました。おまけに、文庫本で550ページを超す大著。 読み終えてホッとしたのは、取り敢えず(わかりやすい)ハッピーエンドで勧善懲悪だったこと。そして訳者自身も書いてますが、作者は相当な銃マニアらしく、やたら銃器の解説が細かい。私のような物好きにとっては、そういう部分は楽しめます。 まだ他の作品が訳されて紹介されるとしたら、是非、もう少し「単線」で、アップテンポな、わかりやすい作品にして欲しいかな。もっとも、作者のスタイルがこうなのなら、付き合うしかありませんが。
by sergeant_cooper
| 2019-04-10 05:49
| 書籍・映画
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