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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『飛行空母を追え!』(大石英司/文芸社文庫、1997)
☆☆☆☆☆ アメリカ空軍USS「アナハイム」(45,000トン)は、原子炉を搭載した米軍極秘の巨大飛行空母だ。この空母はNOVAというマザー・コンピュータですべて管理されていた。そのシステムが謎のハッカーに乗っ取られたようだ。 巨大空母は、日本に針路を向けた。ブルドッグに緊急命令が下った。クルーに危機を回避する秘策はあるのか?迫真の軍事サスペンス!(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 本作、1997年に刊行されたものが2018年に文庫化されたものです。 この手の空想戦記物は読み始めるとキリがなく、作者の名前も見かけたことがありますが、久々に手に取ってみました、結論から言うと、久々の雰囲気だけあって、堪能できました。 設定からして奇天烈。 原子力推進で、45,000トンもある「飛行空母」アナハイムという存在自体が、想像を絶する(注:総2階建てのエアバスA380でさえ、277トン)。無尾翼機で、ちょうどイトマキエイのような形。横幅が全長より大きいが、その全長さえフットボール場ほどもあって、空母らしく、飛行機の離着陸ができる(=空中でスピードを同期させれば済む話なので、ある意味、ラク)。 当然それほどの速度は出ないが、原子炉から無限の電力が供給されるので、超強力な電子妨害と、レーザー兵器で身を護る。プラス、長射程のアムラーム、短射程のサイドワインダーも多数装備。接近時にはファランクス砲が吠える。なので、迂闊には、と言うか、尋常の手段では近づけず、攻撃もできない。 そんなアナハイムの制御コンピューターNOVAが、私怨を持つコンピューター専攻の学生にハッキングされ、日本へ向けて迷走し始める。米軍は、空中から強引に乗り込もうとしたり、多数の戦闘機、攻撃機でミサイル攻撃を仕掛けて消耗戦に持ち込み、事態の打開を図るが、ことごとく失敗する。 そこに、接近を知らされた航空自衛隊の「ブルドッグ」なる特殊戦任務の一団の出番となる。(途中省きますが)AC-130ガンシップで強行着艦してNOVAの制御を取り戻し、迎撃に上がってきたロシア戦闘機も追い散らす。晴れて帰還、であります。 高高度でマイナス20℃、音速で飛ぶアナハイムの艦上に、人間が単身で取り付いて乗り込むというのも「荒業」だし、たまたま着艦に成功していた、手負いの米軍機F-15を駆って、ブルドッグのテストパイロットがミグやスホーイ相手に空戦を仕掛けるのも見事。また、多勢に無勢であわやというところで、当時米軍の最新鋭機F-22編隊が(命令を無視して)駆け付けて蹴散らしてくれるのも、騎兵隊登場!みたい。 97年当時なので、上記のようにまだF-22が本格配備されておらず、F-14がいまだ現役。また、コンピューターの容量がMB、せいぜい10GB単位なのも、時代を感じさせる。 そういうのを脇に措いても、(単純ですが)スリル満点で、米軍のガッツと自衛隊員の根性?を堪能できた。ま、たまにはこういう本で楽しむのも「アリ」でしょう。
by sergeant_cooper
| 2019-04-03 05:37
| 書籍・映画
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