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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『イントロの法則 80’s 沢田研二から大滝詠一まで』(スージー鈴木/文藝春秋、2018)
☆☆☆☆☆ 一億人を振り向かせる!日本音楽史上最強の1980年代、数々の名曲のイントロに耳を傾けてほしい。 あの時代のプロフェッショナルたちの野望と情熱に触れれば、わずか十数秒で心をつかむ魔法の秘密が知りたくなるのだ。 1980年1月1日、沢田研二「TOKIO」発売。♪ジャッ・ジャラ、ッチャ、ッチャというギターサウンドから幕をあけて、「ルビーの指環」「アンジェリーナ」「時の流れに身をまかせ」「悲しい色やね」「トランジスタ・ラジオ」「夏の扉」「My Revolition」「大迷惑」「ジュリアに傷心」「B・BLUE」「唇よ、熱く君を語れ」「Romanticが止まらない」「君は天然色」まで、80年代最強のイントロ40曲を、あの時代の空気感とともに語り尽くします。 歌謡曲とニューミュージックが、緊張感をはらんだまま融合し、90年代のJ-POPへと変質していくまでの一瞬の奇蹟、「最強音楽」の秘密に、スージー鈴木が迫ります!(以上、出版社の内容紹介より抜粋) また、著者の本です。 あらためて経歴を紹介すると、1966年生まれ(私より二歳下)。早大政経学部経済学科卒業(89年が大学四年生とのことで一年浪人)。どうも学生時代にギターをやって音楽の道を模索したこともあるよう。高校生の時、図書館で「ロックミュージック進化論」(渋谷陽一)を読み、音楽評論も志したとのこと。 どおりで、何冊か読んだ著者の本、コード解説が微に入り細に入り(=ギターをやった人じゃないとピンとこない)、しかもただそれに留まらず、当時の時代性や音楽史をかぶせて語っているので、奥行きが深い。しかも、語り口は「平たい」ので、敷居は低く、(失礼ですが)笑って楽しめる。 本著では、80年代の「名イントロ」を40曲取り上げて、片っ端から解説。 上記のように、(口真似で)「♪ジャッ・ジャラ、ッチャ、ッチャ~」と(一所懸命に)説明したり、もちろん、コード進行も解説し、さらに楽器の使用法にも言及する。 はじめに、にて「動画サイトなどで簡単に聴くことが出来ます。ぜひ音をたどりながら、読み進めてください」とある。「ルビーの指輪」のように聴かなくても覚えているイントロはありますが、「この曲、何だっけ?」も多かった。この本を読んだのがたまたま2019年の年始休暇で時間があったので、片っ端から、動画再生して確かめました。 聴いてあらためて感じましたが、(やや長短の違いはあるにせよ)あの短い「イントロ」にここまで注目し、口真似で書くほど「入れ込み」、他の作品やアレンジャーとの関連性も論じ、(好きこそものの上手なれとは言いますが)よくぞここまで書いたものよ、と感心しました。すぐこういうことが書けちゃうのも、やはり音楽的素養、才能があるのでしょう、著者には。 そして動画再生して聴いた「80年代」の曲。 私は高校一年生~社会人二年目までで、今とは違い、(インターネットもなかったので)テレビも普通に見ていた。なので、懐かし感というか、バブリーで景気がよく、社会全体が浮かれていた当時の様子を思い起こしてしまいました。アイドル歌手やグループにも元気があり、(著者が解説するように)ギリギリ、アナログとデジタルの端境期だったので、プロの作家たちが職人芸を競っていた。だから今、わざわざ著者が本を出すほどの曲やイントロが生まれたのでしょう。 今時のJ-POPとはほとんど縁がなくなり、今年流行った曲、と言われてもチンプンカンプン状態ですが、80年代は、こうまで違ったのだなぁ。本を出してくれて、感謝です。
by sergeant_cooper
| 2019-03-06 09:43
| 書籍・映画
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