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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『罪の段階』(リチャード・ノース・パタースン/新潮社、1992)
☆☆★★★ TVキャスター、メアリ・キャレリが通報してくる。インタビューしていた作家にレイプされそうになり、銃が暴発して死なせてしまったと。メアリとの間で一児をもうけた弁護士、クリストファ・パジェットは、愛する子供のためにもと彼女の弁護を引き受けるが、恐喝を受けていたメアリの供述が二転三転。謀殺を主張する検察側に対し、正当防衛による起訴取り下げを狙うパジェット。果たして事件の真相と、判事の裁決は如何に。 週刊文春ミステリーベスト10、1995年海外部門第9位。 定期購読していた「本の雑誌」に、「キムラ弁護士小説に挑む」という連載があります。弁護士、木村晋介が、ミステリを毎回一つ題材にとって、その内容を弁護士の目からコメントするという企画です。昨年の11月号では、本書が珍しく大絶賛、曰く「すべからく犯罪をあつかう小説はこのくらいのレベルを保ってもらいたいのだ」。 確かに、緻密な論証過程や判事の鮮やかな指揮ぶりはキムラ弁護士ご指摘どおり。作者自身、超の付くほどのエリート弁護士とのことですから、その辺はぬかりはないでしょう。 ただ、平凡な一読者として言わせてもらうと、ディテールが細か過ぎて話の展開が遅く感じられるうえ、肝心の法廷シーンも、何だか神学論争を聞かされているようで、しまいにはどっちだっていいやという気持ちも感じてしまいます。 レイプや親子といった現代的な問題も織り込まれていますが、それら全てを法廷に持ち込んで断罪するという発想、あるいは今日のそういう社会自体に底の浅さを感じてしまいました。
by sergeant_cooper
| 2006-02-17 20:28
| 書籍・映画
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