検索
プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
カテゴリ
タグ
NFL(540)
ライブ(220) 広島市(76) 試乗(75) 浜崎あゆみ(72) クラシック(69) 海外ドラマ(64) 中央線(62) けっとちゃっぷ(62) ジェフリー・ディーヴァー(53) ピアノ(50) ロシア(49) ラジオ(49) マイクル・コナリー(48) 内田樹(43) 以前の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
ライフログ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
『「平成の坂の上の雲」は始まっている』(橋本脩一/PHP研究所、2018)
☆☆★★★ 一般的に、2008年秋のリーマンショック以降、日本経済は長期停滞期に入り、いまだ経済成長の波に乗っていないと言われる。しかし、著者はすでに2009年から日本経済は上昇局面に入り、以降30間は「平成の坂の上の雲」の時代が続くと主張する。 その根拠として、コンドラチェフやシュンペーターの景気循環論をもとに、様々な財務データを科学的に分析し、独自の「ハシモト・コンドラチェフ循環」を打ち立てた。 著者の理論の核をなすのは、シュンペーターが唱えた「企業者精神」である。日本経済は1979年から2008年までは「慢心と官僚化の企業者精神の時代」であったが、2009年より「謙虚とハングリーの企業者精神の時代」に入ったと分析、これが経済の長期上昇に不可欠と説く。 長年、経営の第一線で活躍してきた著者は、企業はイノベーションを怠ってはならないとの警鐘も鳴らす。景気とは何かが理解できる画期的経済書。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 著者は、1931年生まれ。1958年から家業の橋本産業株式会社(ポンプの卸売り会社)の代表取締役副社長に就任。以後、50年にわたって経営の第一線で頑張ってこられたとのこと。 本著、シュンペーターも取り上げた「コンドラチェフの波」に注目し、それが物価と金利のみで景気循環を説明しようとしたのに対し、自らの名前を冠した「ハシモト・コンドラチェフの波」では、さらに純利益額、設備投資額、役員報酬そして株価も織り込んで、さらに精緻な「波」が実証できるとしています。 景気循環の主体は「企業者精神(アニマル・スピリット)」であり、「謙虚とハングリーの企業者精神の時代」に上昇し、逆に「慢心と官僚化の企業者精神に時代」に下降するとしている。そして現在の日本では、既に2009年に底を打ち、長期上昇が始まっていることが見て取れるとする。 ケチをつけるつもりはありませんが、景気循環については、後知恵で好きなように言える。 むしろ、これからどうなるのかについて、ほとんどすべての経済学者も予想ができない、当たらないというのが実情でしょう。著者は、(もちろん後知恵ではなく)諸指標の指し示すところにより、上昇局面が始まっているとする。また、シュンペーターの言葉等も借りて、「好転する」との予測それ自体が、好循環の始まりとなるとも指摘している。 著者の言うように、エコ、環境技術を中心とした大きな技術革新を核にして、(日本)企業がまた輝きを取り戻してくれれば良いのですが。もちろん、例に挙げられたように、破綻した日航を、社風を改革することによって再建させた稲盛さんの例もある。 謙虚とハングリーを精神的なキーワードにして、本当に、上昇局面に乗ってほしいものです。
by sergeant_cooper
| 2018-12-05 09:03
| 書籍・映画
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||