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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『宗教国家アメリカのふしぎな論理』(森本あんり/NHK出版新書、2017)
☆☆☆☆★ 中谷巌氏主宰の「不識塾」。門外不出の白熱講義の新書化、第二弾! アメリカは「負け」を理解できない。なぜ進化論を否定するのか?なぜ「大きな政府」を嫌うのか?なぜポピュリズムに染まるのか?あからさまな軍事覇権主義の背景は? 歴史を遡り、かの国に根づいた奇妙な宗教性のありかたを読み解き、トランプ現象やポピュリズム蔓延の背景に鋭く迫る。ニュース解説では決して見えてこない、大国アメリカの深層。これがリベラルアーツの神髄だ! 中谷巌氏主宰の「不識塾」。門外不出の白熱講義の新書化、第二弾!(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 第一弾の『世界は四大文明でできている』(橋爪大三郎/NHK出版新書、2017)を読み、第二弾もあると知って借りた次第。 概ね、他の類書や著者自身のご著書で読んだ内容もありますが、講義を元にまとめられたので読みやすいし、その割に内容は充実している。 プロテスタントをベースに人為的に「建国」されたアメリカ。いつの間にかカルヴァニズムが「勝つということは祝福されている」「敗者は、(機会は平等に与えられていたのだから)努力が足りないだけ」と、自己責任論に変質し、私の目からすると、神をも恐れぬ思い上がりを身に付けてしまった。 また、建国の歴史からして、反権威主義、反エスタブリッシュメントの伝統が息づき、それがもっと危うい反知性主義に転じる。トランプ大統領の誕生もその一つ。 さらに、これはアメリカに限ったことではなく、民主主義からポピュリズムが生まれつつありますが、これもアメリカの土壌には親和性が高い。 これに対し、「保守」の伝統があるイギリスは、進歩主義には懐疑的だし、何しろたくさん負けているので、負け戦を戦うことができる。メンツがどうのこうのよりも、例えば、ブレグジットをやってしまった。が、アメリカには建国以来、勝ってきた「勝ち組」の論理しか知らない。 こういうアメリカにどう付き合うべきか。それは、「正統であること」を引き受けることだと述べられます。おそらく、価値観が相対化し、ポビュリズムが横行する中では、敢えて厳しい道でも「正しいこと」つまり「正統」を引き受ける。正統があってこそ異端も生まれ、民主主義も機能する。 先生は日本(とビジネスパースン幹部に対し)そういうカウンターバランスになることを期待されているように思いました。
by sergeant_cooper
| 2018-06-24 05:22
| 書籍・映画
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