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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『米中海戦はもう始まっている』(マイケル・ファベイ/文藝春秋、2017)
☆☆☆☆☆ ◆過激化する中国の海洋進出にどう立ち向かえばいいのか?◆ ・公海上空を飛行中の米軍機が中国機に体当たりされた、・海南島に不時着した同機の乗組員は中国軍により全員拘束、・南シナ海で米軍艦と中国空母が一触即発の睨み合い、・米国主催の合同海軍演習に中国軍はスパイ船を連れて登場、・中国は軍事力を背景に南シナ海の岩礁を次々と略奪、・その周囲を埋め立て、滑走路付きの軍事施設を建設している。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 著者は、軍事ジャーナリスト。米海軍と国防総省との独自のパイプを武器に、各誌に記事を寄稿。それらの記事には、既に20以上の賞が与えられているとか。 さて、東アジア情勢に関する本を読んできて、本著は非常にタイムリーでした。『アメリカ太平洋軍 日米が融合する世界最強の集団』(梶原みずほ/講談社、2017)にて登場した、太平洋軍司令官のハリス大将が太平洋艦隊司令官だった際、偵察機にCNN記者を載せて中国沿海を飛行、つばぜり合いを演じたのを生中継させて、世界のその事実を知らしめた事件が、本著で紹介されている。 オバマ政権時代、北朝鮮を牽制するカードに起用する意味からも、そして面と向かって対峙するのではなく相互理解を進めれば中国も(アメリカや他国のように)国際法に則った行動をしてくれるようになるとの淡い期待から、対中融和策を続けてきた。海軍も縮小した。その結果、南シナ海での人工島の建設や、リムパックへの情報収集船の派遣や、一方的な領海通告や、果ては「空母キラー」の長射程弾道ミサイルまで完成させた。 もちろん、最前線で中国と向き合っている将兵は、忸怩たる想いだった。中国が相手では、西側の常識は通用しないし、勝とうと思わない限り負けてしまう。「温かい戦争」が始まっている。 本著の最終章はトランプ政権の誕生で終わっています。 「何でも好きな予算を言ってくれ」との政権の申し出に、海軍高官は耳を疑ったとか。事実、トランプ大統領は(貿易面でも)対中強行政策に転じた。また、著者は、「空母キラー」というゲームチェンジャーに対抗して、米海軍の方でも、レーザービーム兵器、レールガン、ステルス駆逐艦等の「ゲームチェンジャー」を開発して対抗しようとしていることも紹介。ただ、これらの開発・配備にはまだ時間がかかり、配備の頃にはゲームが終わっていることも懸念。 タイトルにあるように、「もう始まっている」との認識は、少なくとも東アジア諸国はもう感じている。問題は、米国が重い腰を上げて本気でプレゼンスを示してくれること。何かと問題?の多いトランプ大統領ですが、この点だけは、本気でお願いしたい。
by sergeant_cooper
| 2018-06-06 06:16
| 書籍・映画
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