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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『暗殺者の飛躍 上・下』(マーク・グリーニー/ハヤカワ文庫、2017)
☆☆☆☆★ 【グレイマン・シリーズ、怒濤の新章に突入!】 黒幕を倒し、CIAのグレイマン抹殺指令は解除された。彼はフリーランスとしてCIAの仕事を請け負うことになり、逃亡した中国サイバー戦部隊の天才的ハッカー、范の行方を突き止める任務を帯びて香港に赴く。 囚われの身となっていた元雇い主に再会したグレイマンは、中国の目を欺くため、元雇い主を通じて中国総参謀部から范を暗殺する仕事を引き受けることになるが…。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) このシリーズは、全部読んでおります。本作は、第六作目。これまでは、CIAから抹殺指令を受けた身で何とか(任務を遂行しながら)CIAに反撃する、というシリーズ展開でしたが、上記の内容紹介にあるように、前作にてようやくその「反撃」も終わった。晴れてCIAの「エージェント」として、請負人としての立場での作戦参加になります。 ただですね、これも内容紹介にあるように、少々プロットが入り組んでいてややこしい。 人民解放軍から逃れたハッカーの范を、香港から救出してアメリカに連れ帰るというのが(おそらく)当初、企図されていた作戦。が、追っ手の中国軍、プラス割り込んできたロシアSVR部隊、そして香港、ベトナム、タイの犯罪組織が入り乱れて、范を奪い合う形になります。それだけならまだしも、 1)何故そもそも范が亡命することになったのか、 2)コート・ジェントリー(グレイマン)は、中国軍幹部の手に落ちたかつての盟友フィッツロイを救い出すため、どういう取引をして欺こうとしているのか、 これらの点は、当然のことながらグレイマンには明かされない。 これまでのシリーズだと、人間離れしたグレイマンのミリタリー・アクションを堪能していれば済んだものに、スパイ小説の要素が絡んできた。 ネタバレするほど書くと長くなるのでここら辺りで止めますが、結果的には三方一両「損」みたいな痛み分けで手打ちであります。もっとも、作戦の過程で当初はSVRの敵方だったゾーヤとグレイマンとの間には、男女の仲になるほどの関係が生まれたし、エピローグでも、フランクフルト空港での別れの際、またいつか作戦を共にしようと明るい望みもあった。 やや新しい方向に進み始めたシリーズで、戸惑う部分もありますが、かと言って、面白いことには変わりはない。マーク・グリーニーは、この手のアクション小説を書かせたら本当に第一人者的になってきました、今や。
by sergeant_cooper
| 2018-01-09 06:21
| 書籍・映画
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