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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『逃亡のSAS特務員』(クリス・ライアン/ハヤカワ文庫、2005)
☆☆☆☆★ SAS隊員ジョシュ・ハーディングは、アリゾナの砂漠で銃弾を受け、意識を失って倒れていた。そばには射殺された少年が横たわっていた。ジョシュは美しい女性ケイトに助けられる。が、彼の記憶はすべて失われていた。しかも追跡者が次々と迫ってくる。 折りしも世界の大都市で大規模な停電が続発していた。追っ手と闘いながら徐々に記憶を取り戻していく彼は、やがて驚くべき真相を知る!謎に満ちた会心の冒険アクション。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 引き続き、SASのノン・シリーズです。今回の舞台設定は、アフガニスタン→アリゾナの辺境。 当初、アフガニスタンでアルカイダ幹部暗殺の任務を遂行中だったジョシュは、間際で命令を撤回される。そして次に気が付いたのは、アリゾナの砂漠で銃弾を受け、記憶を失っている状態。一体、何が起こったのか。 上記にあるように、次々と「追跡者」が迫ってくる。彼を拾い上げて看護してくれた女医のケイトとともに、地元のサバイバリストの手を借りながら逃避行に入るが、何とアリゾナくんだりまで出張ってきたアルカイダの当の幹部に捕まってしまう。彼の狙いは、ここ数日、ロンドンやニューヨークを見舞っていた停電。これはどうやら、誰かが電力系システムをハッキングして人為的に起こしたものだとわかる。アルカイダは、そのソフトウェアを入手してテロに使おうとしていたのだ(が、ジョシュには記憶がなく、さっぱり何のことかわからず、ひたすら拷問を受ける)。 やがて徐々に記憶を取り戻したジョシュは、地元のPCオタクの少年二人が、ハッキングソフトウェアを作成して「小銭稼ぎ」をしようとしていたことを思い出す。彼がアリゾナにいた理由は、少年に接触し、当該ソフトウェアを譲り受け、アルカイダらの手に渡らないようにすることだったのだ。が、ハッキングを受けたソフトウェア会社の悪名高い冷酷な経営者も、ソフトウェアとともに、少年の命も消そうとしている。アリゾナの辺境地で、本当に満身創痍のジョシュの反撃が始まる―。 と、逃避行と拷問で引っ張っておいて、最後は怒涛の反撃と、お約束のプロットながらもアクション小説としてはちゃんと読ませてくれました。おしまいに「どんでん返し」も仕組んであり、 (ネタバレになりますが) あのケイト、彼をわざわざ看護して助けてくれたのは、ソフトウェアの経営者に金で雇われてソフトウェアを狙っていたに過ぎなかった。また、アルカイダの幹部も、イギリスのダブルスパイだった(から、彼のミッションは間際で中止された)。 帰国したジョシュは、抗命を理由に軍法会議もの、となりますが、ここでさらにどんでん返し。ダブルスパイは何とトリプルスパイだったことをジョシュが暴き出し、ようやく晴れて、無罪放免にー。 長々と内容を紹介しましたが、紹介しがいがあるほど、いろいろな要素がてんこ盛りに集中されていて、SAS物としては(と言っては作者に失礼ですが)面白かった。新境地をどんどん開拓でしょうか。
by sergeant_cooper
| 2017-07-03 05:30
| 書籍・映画
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