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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『弾道衝撃』(クリス・ライアン/ハヤカワ文庫、1998)
☆☆☆★★ 南米でIRA幹部のファレルを捕え帰国したSAS軍曹シャープ。だが家には彼を待つはずの子供と恋人の姿はなく、二人が誘拐されたことを示す写真だけが残されていた。犯人の要求は、英国内の刑務所に収監されたファレルと、誘拐した二人との交換だった。シャープは困難な要求に応じるために策を練るが、その前途には絶体絶命の窮地が待ち受けていた…。 SAS出身の著者が描く、リアルかつ迫力に満ちた話題の冒険小説。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 作者の本は、少なくともこのブログには三冊、感想をアップしてます。時々読んでる。今回の『弾道衝撃』は、2013年7月に読んだ『襲撃待機』(1996)の次回作のようです。まだ湾岸戦争の直後で、しかもイギリスではIRAのテロリストが跳梁跋扈しているという、少々昔の時代ではあります。 さて、本作は大きく二つのプロットから成り、一つは上記のように、南米の任務から帰国したら子供と恋人が誘拐されており、当の南米で捕縛したIRA幹部のファレルとの人質交換を要求される。 が、これを片付ける前にSASには秘密作戦が下命され、リビアに逃れている元イラク軍の幹部にしてかつてシャープらに過酷な拷問を行ったハッドゥーリを殺害せよとのこと。 ようやく晴れて復習を果たせるとばかりにまずはリビアの作戦を実行し、何とか無事帰国。そして人質奪還作戦にかかりますが、IRA相手では一筋縄ではいかない。シャープは、いったんファレルをわざと刑務所から出して護送させ、その途中を(わざと)襲ってファレルを奪取。人質交換の後、待ち構えていたSAS、陸軍そして警察がファレルを再逮捕という作戦を立てます。当然のことながら、各部門から異論反論続出しますが、詳細に検討してみると意外にいけそうとの結論が出、総出での作戦が始まるー。 と、元SAS隊員だった作者らしく、ディテールを作り込み、作戦もあたかも現実に実行されるかのように細かく描写される。もちろんフィクションではありますが、「現場感」としては、こういう地味な部分もあるのかなと思わせます。 ただ、全然そういう世界を下敷きにしない完全なミリタリー・アクションだと、もっとド派手でドンパチやって、間一髪、危機一髪でクライマックスと、読んでいて単純に楽しめる。そういう意味では、作者の作品は、やや地味なところが欠点かも。
by sergeant_cooper
| 2017-03-16 06:15
| 書籍・映画
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