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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『地上侵攻軍を撃破せよ 上・下』(デイル・ブラウン/扶桑社ミステリー、2009)
☆☆☆☆★ 闘将マクラナハン、イラクに立つ。ハイテク軍事スリラーの決定版! 空軍を退役したパトリック・マクラナハンたちは、民間受託業者サイアン・エヴィエーション・インターナショナルのメンバーとして、イラク北部のナフラ連合軍航空基地に降り立った。米軍との契約の下、情報収集や秘密保全への助言といった周辺任務に当たるのが目的だ。 しかし到着してすぐ、彼らは基地周辺で不穏な動きを察知する。トルコ軍はかねてからイラク領内に頻繁に侵入し、クルド人組織PKKの武装勢力を攻撃していたが、ついに本格的な殲滅作戦を開始しようとしていたのだ…。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 作者のこのマクラナハン・シリーズは全部読むほど気に入っており、またこの2016年11月邦訳刊行の新刊が出たので早速読みました。 今や、あのマクラナハンも「退役」空軍中将で、サイアン社入りしてしまった。もっとも、サイアン社は例の科学者マスターズ博士と、元大統領マーティンデイルによってバックアップされた会社ではありますが。 上記の内容紹介にあるように、民間受託業者の幹部として現地入りし、偵察、支援を請け負うことになりますが、現地司令官(アメリカ軍)からの印象は良くない。民間業者風情が、という感じです。が、マクラナハンが、あの「マクラナハン中将」だとわかった瞬間、彼の部下たちが畏敬の念をもって接するのがまた面白くない模様。 さて、トルコは、クルド人組織PKKに手を焼いた結果、大統領に圧力をかけ、軍部と憲兵組織が半ば「暴走」する形でイラクへの越境攻撃を始めます。マクラナハンに因縁あるガードナー米大統領は、紛争に関わるなと厳命しますし、現地司令官も同様。が、イラク軍現地司令官としては、祖国が越境攻撃されることに憤慨し、何と米政府との「契約」を破棄されたサイアン社とイラク政府とが契約する形として、イラク軍/サイアン社の連合軍でトルコ軍に立ち向かいます。 一般的な感想ですが、マクラナハンは空軍ということもあり、このシリーズは特にハイテク要素が強いです。そして本作でもそのトーンは健在。空爆、近接航空支援、誘導といった精密でハイテクな要素がふんだんであります。米軍現地司令官(陸軍)に言わせれば、肉体を持つ兵士を気遣う陸軍と違い、コンピュータとデータだけで戦う空軍なんて、という偏見もあるようですが、確かに、作中でマクラナハン自身がトルコ軍の空爆に晒される場面だと、空爆というものがどれほど一方的なものかがよくわかる。 とまぁ、何はさて措いても、「マクラナハンとその仲間の痛快な戦いぶり」(訳者あとがき)には、裏切られません。このシリーズはやっぱり面白い。
by sergeant_cooper
| 2017-02-17 06:18
| 書籍・映画
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