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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『自爆政権』(トム・クランシー/新潮文庫、1998)
☆☆☆☆★ このままでは国家は滅亡する。指揮官を抹殺せよ! 過激派による民族間の衝突が激化するスペイン。これを受けてオプ・センターは、マーサ・マッコールを現地へ派遣する。スペイン政財界の要人を乗せたヨットが爆破される大惨事、そしてマーサは暗殺テロの犠牲に…。 米国の偵察衛星は数百名の兵士がマドリードの王宮に集結している事実を掴む。最新鋭の武器で完全武装した戦術打撃部隊(ストライカー)は、地下から王宮内へと強行突入したが…。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 「オプ・センター」シリーズ第五弾。 前作にて、ゲリラや過激派に対抗するには、どうしても、非合法組織・活動によって「暗殺」も厭わないという方針が出ました。 本作では、民族紛争(スペインで、バスク分離派以外の紛争があるのは初めて知りました)に揺れるスペインが舞台。 スペインの議員から請われて、顧問として出張ったマーサ・マッコール政策経済担当官が、議会の前で、部下のエイディーンとともにいるところを襲撃され、冒頭でいきなり暗殺されます。 多数派のカスティーリャ人と、少数派のバスク人が相計って火種をまき、権力の空白をぬって、陸軍大将のアマドリ将軍が英雄としてスペインをまとめ、要するにクーデターを企図しているわけであります。これが実現すると、NATOの近隣諸国であるポルトガルとフランスにも危険。 マーサを暗殺され、また、現地では、偽装して潜入していたエイディーンやその他職員の身が危ない中、フッド長官は、インターポールの捜査官らとも連携し、オーガスト大佐率いるストライカーチームによってアマドリ将軍「暗殺」の計画を実行。民衆や神父を人質にとって王宮に立て籠もったアマドリ将軍一派を、少数精鋭のストライカーチームと、インターポール捜査官の活躍で、見事仕留めて見せます。 (戦術的な)作戦としては上記のとおりで、シンプルかつストレート。特に現場指揮官が猪突猛進型のオーガスト大佐に代わってから、まるでアメフトのプレーコールのような準備と周到さに裏打ちされたアグレッシブなものになりました。これはアクション物としては読み応えがある。 一方、長官としてワシントンから指揮を執り続けていたフッドは、あまりにも家族の元を離れすぎているとして、妻のシャロンが子供を連れて、実家に帰ってしまう。家庭の危機に直面したフッドは、苦悩の末、大統領に辞表を提出しますが、どうやらシャロンの方も、夫の仕事の大変さに理解を示し始めた様子。大丈夫でしょうか。 画龍点睛を欠くとすれば、首魁のアマドリ将軍が、ほとんど造形されていないこと。ガスマスクをかぶって最後に逃げ回る程度でした。もう少し、敵役として描いてもらった方が良かったかな。いずれにせよ、また次回作が楽しみです。
by sergeant_cooper
| 2016-12-16 06:17
| 書籍・映画
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