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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『前田智徳 天才の証明』(堀治喜/ブックマン社、2014)
☆☆☆☆★ 前田智徳論の決定版!カープに舞った孤高のサムライ、感動の軌跡がここに! 前田智徳とは、いったい何者だったのか? 出場2138試合、生涯打率3割2厘、本塁打295本、積み重ねた打点1112点…。これらは誇れる数字だろう。しかし、こと前田に関していえば、その数字におさまりきらない何かがあった。気まぐれだった彼は、勝負するに値しない投手がマウンドにあがれば、ボールを3球見送ってそのままベンチに帰ってきてしまうような男だった。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 著者の「カープ本」をもう一冊。 前田選手のことは、2000本安打達成の際(2007年)と引退試合の際(2013年)に、このブログにも投稿しておりますが、カープが低迷している時期にあってもひときわ光を放つ、個性的な選手で、大好きでした。あの背番号1のジャージーは、欲しいくらいです。 本著は、高校時代からの活躍にまで遡り、丁寧に前田選手の足跡を追っています。が、ただ彼の「天才バッターぶり」を褒めそやすものではなく、むしろ有り余る資質に恵まれながらも、孤高の存在としてしか生きていけなかった不器用さ。アキレス腱断裂に象徴されるように、何度も大怪我をし、リハビリをして、そのたびに復活してきた姿を描き、ファンはそういう後ろ姿、生き様に、惹かれていたのだとしています。確かにそうかも知れない。 もう前田選手の凄さをイチイチ書くことはしませんが、もし彼が、カープ低迷の時代ではない時に活躍してくれていたら、また、怪我なく思う存分活躍してくれていたら、一体カープというチームにどれほどインパクトがあっただろうと思わずにはいられません。しかし、周囲とうまく合わせられない彼の不器用さを鑑みると、敢えて低迷の時代にキャリアを送ったことが、逆に彼の特異さ、いや天才さを、より際立たせたのかも知れない。 もう前田選手の「バット一閃、見事なホームラン」を観ることができないのが、返す返すも残念です。あの時代も、遠くになりにけり。
by sergeant_cooper
| 2016-09-30 05:30
| 書籍・映画
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