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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女 上・下』(ダヴィド・ラーゲルクランツ/早川書房、2015)
☆☆☆☆★ 世界14か国で初登場第1位!今世紀最高のミステリ、待望の続篇。 雑誌『ミレニアム』を発行するミカエルたちの会社は経営危機に陥り、株式の30%を大手メディア企業のセルネル社に売り渡していた。ミカエルにも優れた記事がなく、時代遅れの記者との非難にさらされていた。そんな彼のもとに、ある男から大スクープになるという情報が持ち込まれる。人工知能研究の世界的権威であるバルデル教授が何か大きな問題を抱えているようなので、会ってほしいというのだ。男の話からリスベットが関係していると確信したミカエルは、彼女に連絡を取ろうと試みる。 一方、アメリカのNSAは、産業スパイ活動を行う犯罪組織の関連会社からバルデルが革命的な研究成果を持ち出したため、彼の身に危険が迫っているとの情報を得る。折しも、鉄壁の防御を誇るNSAのネットワークに何者かが侵入した!(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 原作者、スティーグ・ラーソンが執筆した三部作の方は、(2009年に文春のベスト10入り(第1位)してましたが)遅ればせながら2011年5月に気がつき、読みました。一言、圧倒されました。が、ラーソンは三部作が刊行される直前に亡くなった。この三部作はこれで完結だと思ってました(全世界で8,000万部売れたそうですが)。 が、何と出版社が続編の執筆を別な作家に依頼し、このクランツという作家が、ラーソンのプロットや文体を上手く取り入れながら、まるでラーソン自身が書いたかのように送り出したのが本作。もっとも、2011年からもう5年も経ってますので、細かいことは忘れておりますが。 さて、本作でも、リスベットの身体能力?、天才的ハッカーぶり?は健在だし、ミカエルの立ち位置も絶妙。この作品では、リスベットの双子の妹で、子供の頃から絶世の美人、美貌を武器に人を操ることに長け、今は犯罪組織のリーダーとなっているカミラなる人物が登場し(=三部作で登場してきたかどうか、覚えていないので、すみません)、子供時代の「復讐」をリスベットに果たそうとする。 犯罪組織側は、根っこ(というか上層部)はどうやら繋がっていそうなのですが、これに対し、腐敗したNSA、カミラ率いる組織、さらにはリスベットが守ろうとしたバルデル教授の息子で自閉症ながら数学的天才のアウグスト(の不幸な家庭環境)と、いろいろな要素が絡み合い、複雑な内容になっています。 訳者も最後に断っていますが、確かに、「後半に入ると情報量が多くなるため、やや駆け足」な感はあります。広げ過ぎたプロットを、全部決着を付けないまま強引に回収するような感じです。これだけの「悪」と戦ったのだから、完膚なきまでに懲らしめるエンディングを読みたかったのですが、それは「次回作に続く?でしょうか。
by sergeant_cooper
| 2016-03-15 06:29
| 書籍・映画
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