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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『そうか、だから日本は世界で尊敬されているのか!』(馬淵睦夫/WAC、2015)
☆☆☆☆★ ウクライナの小学生は松尾芭蕉を勉強している! いまロシアとの間で紛争が続いているウクライナの小学校では、五年生から外国の文学を学ぶそうです。その外国文学の授業では、日本文学が必須科目となっていて、なんと、松尾芭蕉の俳句を学ぶのです。日本文化の特徴である「わび」「さび」「もののあわれ」を芭蕉の句を通して勉強しているということです。 これは著者が2005年に、駐ウクライナ大使として赴任して初めて知ったことだそうです。著者は、外交官として世界の60余りの国と国民に触れてきました。本書は、その経験から、世界の人々が日本のことをどう見ているか、どう感じているかをありのままに書き綴ったものです。 日本国内にいると、隣国の反日メッセージばかりが耳に入りますが、世界的に見れば、多くの国と人々が、実は、日本に尊敬の念を払っているのが実際なのです。本書を読めば、世界の中で、これからの日本の進むべき道が見えてくるはずです。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 上記のとおり、著者は元外交官(2000年駐キューバ大使、2005年駐ウクライナ大使、2008年退官)。 この薄く、このタイトルからして、よくある絶賛本(親日国の声とか、委任統治時代の日本の「善政」を紹介するもの)かと思いました。相変わらずの日本絶賛本がまだ続くのかと。それなら付き合って読んでみようかと思います。 が、中身はどうしてどうして、著者の実体験に基づく、地に足がついた見解でありました。 ウクライナの例しかり、国を建て直そうとして明治維新に関心を持っているというタイや、それに加えてプーチン大統領しかり。もちろんキューバも。初めて知りましたが、昭和天皇が崩御された際、国を挙げて喪に服してくれたのは、インドとキューバの2か国だったとか。 著者は、(中韓のように)他国、隣人を恨むばかりでは何の肯定的な世界観も生まれない、まずは自らの歴史に誇りを持って、自らを愛するように隣人を愛して(=一神教を引き合いに出し、かつ、「和」を説いた古代日本の精神をも引き合いに出し)、道は開けると説きます。 確かに薄くてすぐ読める本ですが、この程度に簡単にまとめてくれた本であれば、今の中高生の歴史の授業の副読本とかで使って欲しいくらいだ。 なお、著者は靖国神社に触れ、「私たちは、戦争の英雄を褒め称えるために参拝するのではありません」「戦場に死してなお、霊となって日本国を守護してくださっている英霊に感謝を捧げるために参拝するのです」としていますが、この部分には、涙が出そうなほど同感しました。
by sergeant_cooper
| 2016-01-12 06:19
| 書籍・映画
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