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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『未完のレーニン <力>の思想を読む』(白井聡/講談社選書メチエ、2007)
☆☆☆★★ 資本主義の「外部」とは?革命観のコペルニクス的転回とは? 『国家と革命』、『何をなすべきか?』という二つのテクストから立ち現れる、「リアルなもの」の探求者の思考の軌跡。資本主義の純粋化が進む現在、レーニンという思想史上の事件を捉え直す。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 『永続敗戦論』(太田出版、2013)が大変良かった白井先生の、修士論文の本です。2003年に一橋大学大学院にて書かれたもので、後の2007年に単行本化して出版されたようです。 今時(と言っても、2003年当時ですが)レーニンを真正面から取り上げて、レーニンが、革命が起きる、というか革命を起こす力学をどう認識していたかを探るかなんて、よくこういうテーマを選んだものだと思います。抽象度もそれなりに高い本なので、私も自分の言葉であらためて要約するのは難しいのですが、 ・「何をなすべきか?」においては当時の他派の見解に噛みついて職業的革命家の存在意義を強調し、 ・「国家と革命」においては、プロリレタリアートが対決するのは、(もちろん、対立しているのはブルジョアジーではあっても)ブルジョアジーが隠れ蓑、抑圧装置として確立した国家であるとする。 レーニンは、この「国家と革命」を1917年の夏という非常にクリティカルな状況の中で執筆し、最後の章は、すでに十月革命に突入したため未完に終わった。 あらためて、レーニンの問題意識を正確に探り当てて措定するという作業を丹念に行っていることには感銘を受けました(が、この修士論文をもって、その後どういう研究者生活を目指そうとされたのか、下世話ながら気にはなりました)。
by sergeant_cooper
| 2015-11-24 11:57
| 書籍・映画
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