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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『消費が社会を滅ぼす?! 幼稚化する人びとと市民の運命』(ベンジャミン・R・バーバー/吉田書店、2007)
☆☆☆★★ 昨今はピケティが大ブームです。しかし、「あまりに多くの商品が、あまりに少ない消費者を追い回す」実態について、ピケティが看過するのに比し、バーバーが政治学の観点より真正面から取り組んだのが本書で、最強の現代社会批判書です。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 著者は、1939年生まれ。現在はラドガース大学名誉教授にして、米国の高名な政治学者という方。 まず、大変興味深いタイトルに惹かれました。 著者は、今の社会を「後期消費資本主義社会」と位置づけ、当初は「プロテスタンティズムと資本主義の精神」から始まった資本主義社会も、今やグローバルな企業はブランド化と独占利潤を挙げる一方で、消費者の方は、そのマーケティングに毒された結果、すっかり幼稚化してしまった。 政治体制としてのデモクラシーは、公益、公共の概念および公益に奉仕する市民の存在を前提にしているのに、市民という存在は「消費者」に成り下がり、公共、公益は片っ端から「民営化」され、デモクラシーの存続自体が危ぶまれる。著者の問題意識はそういうあたりでしょうか。 この点については、激しく同意できます。おそらく、ウチダ先生の議論とも重なる部分があるのではないでしょうか。敢えて言えば、結構な大著で、抽象的かつ隠喩、暗喩で綴られた議論は難解な部分も多く、学術書の領域でした。
by sergeant_cooper
| 2015-11-06 05:55
| 書籍・映画
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