検索
プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
カテゴリ
タグ
NFL(540)
ライブ(220) 広島市(76) 試乗(75) 浜崎あゆみ(72) クラシック(69) 海外ドラマ(64) 中央線(62) けっとちゃっぷ(62) ジェフリー・ディーヴァー(53) ピアノ(50) ロシア(49) ラジオ(49) マイクル・コナリー(48) 内田樹(43) 以前の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
ライフログ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
『炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学』(夏井睦/光文社新書、2013)
☆☆☆☆☆ 「糖質制限」の陰の火付け役による待望の書!糖質は人類にとって、神か、悪魔か―。 著者は、光文社新書のロングセラー『傷はぜったい消毒するな』でもよく知られる「湿潤療法」のパイオニアだが、実は昨今の糖質制限ブームの陰の火付け役としても知られている。傷の治療法の発明時と同様、自分の身体で糖質制限を試し、その効果や危険のなさを確かめた著者は、糖尿病の糖質制限治療の第一人者である江部康二氏と親交を深めながら、栄養素としての糖質の性質や、人類の糖質摂取の歴史、カロリーという概念やその算出法のいい加減さ、そしてブドウ糖からみえてくる生命の諸相や進化等について、独自の考察や研究を開始。 本書では、糖質からみた農耕の起源についても新説を展開、穀物栽培によって繁栄への道を得た人類が、穀物により危機への道を辿りつつあることも指摘する。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 本著の存在(とよく売れているらしいこと)は前から気になっていましたが、ようやく読んでみました。 実はこの私自身、2014年の秋から冬にかけて糖質制限(米、麺類、パン、根菜類を食べない)をやってみて(プラス、あと少しの運動)、かなり痩せました。と言うか、それ以前にすごく太ってしまっていたのが、元に戻りました。そういう意味で、著者が熱く訴えている「糖質制限」の効果は、身をもって実感しましたので、まったくもって異論はありません。 本著の凄いところは、ただ単に栄養学的な観点だけからのダイエット法を論じる内容ではないこと。上記の内容紹介にもあるように、生物の進化学的な見地、動物学の知見、地球物理学の初歩、そして最終章では定住と農耕の因果関係にまで踏み込んで、実に学際的な議論を展開しています。この新書サイズで、ジャレド・ダイアモンドの本を読んでいるようでした。大団円で、つまるところ、人類にとって糖質とは「甘さ」と「貯蔵が利く」の誘惑に駆られて嗜み始めたものに過ぎず、一方、既に地球規模で灌漑農業が限界に達しつつある今、炭水化物(糖質)に偏るという、ある意味不自然かつ環境破壊的な食生活は止めるべきだと論じています。 著者は、東大医学部卒のお医者さんとのことですが、さすが天下の東大医学部の頭脳、という気がしました。著者にあらためて言われるまでもなく、不必要な糖質摂取は、控えた方が良さそうです。そう簡単な話ではありませんが。
by sergeant_cooper
| 2015-06-19 06:19
| 書籍・映画
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||