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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『顔をなくした男 上・下』(フリーマントル/新潮文庫、2012)
☆☆☆☆★ MI5のチャーリー・マフィン、ついに引退―。ロシアの陰謀を暴き、英国の危機を救いながらも例によって淡々と祖国へ戻ったチャーリーを待っていたのは政府からの引退勧告だった。彼の素性が割れてしまい、諜報活動はもはや困難だというのだが…。 そんな折に持ち上がったロシア高官の亡命話。チャーリーはモスクワに残した妻子の安否に危機感を募らせる。大好評シリーズ開幕。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 前作の『片腕をなくした男』(2009)から始まった三部作の第二弾のようでして、この次の完結編が、ようやく、私が先日書店で見つけた『魂をなくした男』となるようです。70年代の冷戦華やかなりし頃から始まったこのシリーズも、旧ソ連の崩壊を経て、エリツィン、プーチン政権と強権国家化しつつあるロシアという現在に至るまで、どれだけの現代史をフォローしてきたことか。 さて本作、前作では危機一髪で連邦保安局の陰謀を暴いて大手柄を立てたチャーリーながら、面が割れたという理由でまた本国へ。そこへ、仇敵のMI6のモンズフォード部長は、保安局副長官ラドツィッチの亡命を成功させ、同時にチャーリーとMI5に引導を渡すべく、ナターリヤとサーシャの奪回という「陽動作戦」をでっち上げます。 当初、ラドツィッチの亡命事件を知らされないMI5とチャーリーは、それこそ陽動だとは気付かずに本気になりますが、チャーリーだけは、(いつものことながら)どこか胡散臭さを嗅ぎつけて独自行動。モンズフォードの方は、ラドツィッチ亡命は成功させるも、妻子の亡命まで決着できなかった。責任を負わせるため、モンズフォードは、何と、配下に極秘でチャーリー暗殺を命ずる。一方、チャーリーは、ラドツィッチ事件が明るみに出た時点で、自らのケースが陽動であると気は付きますが、そこはさすがに逆手にとって、ナターリヤとサーシャの亡命は成功に漕ぎ着けさせる!が、肝心のチャーリー自身が、空港での狙撃事件で負傷し、前作で因縁の付いた保安局員に抑えられてしまうー。 これまでの作品同様、モスクワを縦横無尽に舞台とし、腹の探り合いと化かし合い、会話の妙が冴え渡ります。また、二つの事件が結局どう完結するのか、下巻の半ば過ぎてもなかなか見えてこない(と思ったら、完結編に持ち越しだった)。いよいよ、最後の作品に挑みます!
by sergeant_cooper
| 2015-05-13 05:27
| 書籍・映画
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