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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『クラシック音楽の歴史』(中川右介/七つ森書館、2013)
☆☆☆★★ グレゴリオ聖歌から英雄、幻想、指環、悲愴を経てスター・ウォーズまで。 クラシックジャーナル編集長が88のキーワードを駆使して、新たな音楽史を紡ぎ出します。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 『国家と音楽家』(2013)にて本著が触れられていたので、ついでに読みました。「88のキーワード」とは何か?結論から言うと、内容的には入門書レベルでしたので、これまでも著者の本を読んできた私としては、そう目新しいものはなかったです。 さて、ここからはちょっと脱線して、クラシック音楽に対する個人的な見解ですが、 1)私は、ロシア物が好きで、学生時代にここからクラシックに入門したので、やはりチャイコフスキー、ラフマニノフ、ムソルグスキー、プロコフィエフ等への思い入れが強いです。 うねるような情感、白く凍てつく大地が地平線まで広がっている風景。一方で、夏のウクライナの大地から漂ってくる、むせかえるような土の匂い。ロシアの作曲家の音楽を聴くと、つい想いが馳せられます。 2)方や、そういうクラシック音楽の発展に貢献したのは誰か、と客観的に問うとなると、やはりベートーヴェンを措いて他はない。著者も語っていますが、「交響曲が深刻になりメッセージ性を帯び、作曲するほうも悩み苦しみ、聴くほうも共感したり反発したりする、とんでもない音楽に変貌するのは、ひとりの天才、ベートーヴェンの登場によってである」。 あの第九を聴くと、ベートーヴェンが、人類に永久の遺産を残してくれたことを感謝せずにはいられません。人類の力、希望の力、祈りの力、すべてが力強く全肯定されている。また、英雄を聴くと、このたった一曲で、クラシック音楽の可能性が爆発的に示唆された。ちょうど宇宙がビッグバンとインフレーションを経て大宇宙へと拡大したように、英雄のビッグバンがあったからこそ、ブラームスというアンドロメダ星雲や、ワーグナーというマゼラン星雲ができたのだと思います。そういう意味で、やはりベートーヴェンの偉大さは、どれだけ評価しても評価し尽くせないと思います。
by sergeant_cooper
| 2015-04-07 06:23
| 書籍・映画
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