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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『ナイン・ドラゴンズ 上・下』(マイクル・コナリー/講談社文庫、2009)
☆☆☆☆☆ かつて暴動が起きたエリアで酒店を営む中国人が銃殺された。ロス市警本部殺人事件特捜班のボッシュは、事件の背後に中国系犯罪組織・三合会が存在することをつきとめる。報復を恐れず追うボッシュの前に現れる強力な容疑者。その身柄を拘束した直後、香港に住むボッシュの娘が監禁されている映像が届く。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 昨年は『スケアクロウ 上・下』(講談社文庫、2009)を読みましたが、これは記者のマカヴォイ物。久しぶりのボッシュ刑事シリーズに、わくわくしました。 元妻で元FBI捜査官エレノアとの間に娘ができたことまでは、以前のシリーズにあった(でしょう)。しかし、エレノアとは別れ、娘のマデリンは、エレノアと一緒に香港に住んでいる。ボッシュの私生活も大変だ。そんな中で起こったこの事件、中国系マフィアの三合会絡みと睨んだところ、何と遠く香港ではマデリンが誘拐されてしまい、僅か39時間の香港滞在に賭けて、大立ち回りの末、娘を救出する。無事娘だけはロスに連れ帰り、さて件の事件は証拠不十分で容疑者釈放、と至ったところ、香港渡航前の執念の捜査が実って、真犯人逮捕に結びつく。 たくさんの見せ場がてんこ盛りに盛り込まれているので、こんなに上手い具合に話が進むの?的な感想はあります。しかし、香港では、かつてボッシュのベトナム戦争従軍時代、「トンネルのネズミ」を務めていた頃の想い出を甦えさせられるシーンもあり、この長大なシリーズの初期の作品を思い出させた。クライマックスでは、実は腹違いの兄弟だったあの「リンカーン弁護士」のハラーが、ボッシュの弁護役で登場する。果てはマカヴォイの名前まで出てくる。 作者のサービス精神?も遺憾なく発揮されていますね。ロス市警で、得も言われぬ焦燥感と責任感と孤独感に囲まれながらも、信じて突き進むボッシュ刑事の人物造形には、本当に惚れ込む。まだまだ未邦訳のシリーズがあるそうで、本当にこのシリーズ、大好きです。
by sergeant_cooper
| 2014-10-31 05:38
| 書籍・映画
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