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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『第三の銃弾 上・下』(スティーヴン・ハンター/扶桑社ミステリー、2013)
☆☆☆☆★ 銃器やスナイパーに関した著作が多い作家アプタプトンが夜間の帰宅途中、車に轢き殺された。警察は事故として処理したが、実際は車を使う殺人を専門にするプロのロシア人殺し屋による犯行だった。しばらく後、被害者の妻がボブ・リー・スワガーのもとを訪れ、事件の調査を依頼する。彼女の夫は近いうちに、ケネディ大統領暗殺の真相を暴露する本を出版する予定だったとう。 ボブは調査を引き受けダラスに飛んだ。そこで彼を待ち受けていたのは旧知のFBI特別捜査官ニック・メンフィスだった。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) また出ました、大好きなボブ・リー・スワガー・シリーズ!今回は、あのケネディ暗殺事件の謎を追う、とスケールが大きい舞台設定なのも楽しみ! 結論から言うと、この事件を絡めた、実に凝ったプロットでした。作者は、未亡人から頼まれたスワガー自身のストーリー(暗殺されかけたということもあって、旧知のニック・メンフィス捜査官と合同の体制)も用意する一方、本当の犯行を企てたCIA工作官を中心としたストーリーも用意する。狐と狸の化かし合いのような感じ。語り口も、スワガーの側からのの「主」ストーリーと並行して、CIA工作官の独白の形を借りた「裏」のストーリーが交互に展開される。そしてそれらが最後に交錯する地点、クライマックスで、スワガーはこの工作官を追い詰める。 最後のクライマックスで、ニューイングランドの「キル・ゾーン」に追い込まれたスワガーが、地面を掘り起こしたら、メンフィスが仕掛けておいてくれた機関銃が出てきた、というのは幾ら何でもつじつまが合いすぎ、という気がしないでもなかった。また、その「ゾーン」に追い込まれることを察知して予防策をとれたというのも、少々よくわからなかった。さらに、さすがに現役バリバリのようにスナイパー・アクション(だけ)で展開するストーリーではなくなってきつつあるのもちょっと寂しい。 と、いろいろ難点?はありましたが、67歳になってしまったスワガーが、まだほとんど現役で活躍してくれるのが読者としては嬉しい(もっとも、最後は銃弾を喰らって意識を失いましたが…)。まだまだ続いてほしいシリーズです。スワガーの「子供」のレイ・クルーズが活躍し始める版もあるし。期待しております。
by sergeant_cooper
| 2014-05-14 06:09
| 書籍・映画
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