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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『自滅するアメリカ帝国 日本よ、独立せよ』(伊藤貫/文春新書、2012)
☆☆☆☆☆ 冷戦後、米国がとった「一極覇権戦略」は歴史上、異例のものだった。だが戦略は破綻した。今やアメリカ帝国は巨額の財政赤字に苦しみ、核は世界中にばらまかれ、中国の軍拡は止められない。米国に依存してきた日本の進むべき道は? ワシントン在住の日本人戦略家が書いた衝撃の書。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 著者はコーネル大学で国際政治学を学び、ワシントンのビジネス・コンサルティング会社に国際政治・米国金融政策のアナリストとして勤務。米メディアの政治番組においても、外交政策と金融問題を解説されているとの方。 本著は、日本人が「知らない」というよりは「知りたくなかった」日米安保の根幹に関わる問題に斬り込んでいます。つまり、 ・日米同盟とは戦後のアメリカが立てた、日本に再武装させないという政策(=今でもそう)の一環に過ぎなかった。 ・今後のアメリカの財政赤字や年齢構成、ヒスパニック層の増加、格差の拡大を考えると、早晩「一極覇権体制」は破綻する。 ・そもそも非正規戦が主体となった現代では、短期決戦型の米軍は不向きだし、また戦闘に勝ったとしても「長期占領」など不可能、等々。 これらの点を挙げ、米軍の東アジアでのプレゼンスは低下が不可避とし、伝統的なパワー・バランス外交の観点から、日本も早く「200発程度の」核を保有し、中朝露という核保有国に囲まれた東アジアにおいて独自の外交・防衛政策をとるべし、と主張されています。 いつまでも国内の原発問題、年金問題、介護問題等にかまけてないで、GDPの僅か0.数パーセントを投じて核保有すべし。とは言っても、日本もアメリカと同様、悪化する財政を抱えている身ゆえそう単純に軍拡できる状況にはないし、核アレルギーが(原発事故を受けて)以前より増してしまった今、「核保有」とまでなると一体誰が責任を持って国民を説得するのか、という途方もない課題が待ち受けています。 が、本著を読み、きちんと優先順位をつけて取り組む課題には間違いないと思うようになりました。
by sergeant_cooper
| 2012-09-07 05:44
| 書籍・映画
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