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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『湾岸戦争大戦車戦 上・下』(河津幸英/イカロス出版、2011)
☆☆☆★★ 原油価格をめぐる摩擦をきっかけに隣国クウェートへ侵攻した中東の雄イラクに対し、アメリカを中心とする多国籍軍(兵力約50万)は、イラク・サウジアラビア国境沿いに進駐する。緊迫の度合いが深まるなかの1991年1月17日、多国籍軍は「砂漠の嵐」作戦を発動、ここに湾岸戦争が勃発した。 本書は、ペルシア湾岸の砂漠を舞台に史上空前のスケールで繰り広げられた大戦車戦の全貌を、多国籍軍の公刊資料、中央軍総司令官ノーマン・シュワルツコフら関係者が著した膨大な数の文献を紐解くことで明らかにする。両軍合わせて7000両の戦車が激突する死闘を制するのは、「無敵戦車」M1A1を擁する多国籍軍か、「バビロンの獅子」T72を放つイラク軍か。知られざる湾岸戦争の陸戦にスポットをあてた異色の戦史。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 多分Amazonでパラパラ検索しているうちに目について、「史上最大にして最後の機甲戦」と帯にある、勇ましげな本著に惹かれてしまいました。 内容的には、コーネリアス・ライアンらの、ノンフィクションながら流れるようなテンポで物語として読ませてくれる作品とは違い、あくまでも史実とデータに即した記録物でした。 地上戦が始まった時の、あの時の緊張感は今もって覚えています。空爆では「ピンポイント爆撃」できたけど、地上軍が待ち伏せているイラク国内に地上戦を正面から仕掛けたら、一体どんな損害が多国籍軍に生じるのか見当も付かない、と。 しかし結果的には多国籍軍の圧勝で、たったの100時間で停戦に追い込んだんですね。この本によれば、M1A1対T72の損耗率は1対400にも開いたとか。正に無敵のエイブラムス戦車。しかし、この戦車がまたとても燃費が悪かったり、砂漠での戦車輸送には自走させず専用の運搬車を使ったり、という実情は知りませんでした。それにまた、イラク軍の塹壕に手を焼いた結果、結局ブルドーザーで「イラク兵ごと生き埋めにして進軍」する方法が「編み出され」たり、と戦争とは何と非情で、勝つためには手段を選ばないものかと思わされました。
by sergeant_cooper
| 2012-06-08 05:58
| 書籍・映画
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