検索
プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
カテゴリ
タグ
NFL(540)
ライブ(220) 広島市(76) 試乗(75) 浜崎あゆみ(72) クラシック(69) 海外ドラマ(64) 中央線(62) けっとちゃっぷ(62) ジェフリー・ディーヴァー(53) ピアノ(50) ロシア(49) ラジオ(49) マイクル・コナリー(48) 内田樹(43) 以前の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
ライフログ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
『スカイ・マスターズ 上・下』(デイル・ブラウン/ハヤカワ文庫、1991)
☆☆☆★★ 南シナ海に位置する「アジアの火薬庫」南沙諸島。緊張の続くこの南沙諸島で、遂に中国とフィリピンとの間に武力衝突が起きた。始めは小競り合いだったが、やがて両国艦隊の本格的な戦いとなり、中国は核ミサイルを発射した。フィリピンの第一副大統領は、この機に乗じて中国軍と手を結び、共産政権を樹立しようと目論む。一方、中国は副大統領を利用してフィリピン侵攻を画策するが…。 新たな国際紛争の地、南沙諸島で中国とアメリカが展開する壮絶な戦闘を描く、戦慄の軍事スリラー。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) パトリック・マクラナハン・シリーズの第三作。刊行は1991年ですが、描かれている出来事は前作『戦闘機チーターの追撃 上・下』(1989)よりも前、という設定になっています。 デイル・ブラウン物で最初に読んだ『台湾侵攻 上・下』(二見文庫、1997)では、中国はフィリピンに対して核を使用した前歴があるし…、というくだりがあり、本作はその戦闘を描いた作品のようです。 タイトルの含意は察するところ、低軌道偵察衛星の打上げを行う軍事会社経営の「マスターズ」博士の名前と、プラス、その衛星データを使って空を「支配」する米航空軍をかけあわせた、というところでしょうか。 今回のマクラナハン中佐の乗機はB-2ステルス爆撃機。B-52改造機、F-15改造機から一気に新型化しました。訳者あとがきでは、ブラウンは「ずいぶん小説を書くのが上手になったという印象を受けた」とのこと。しかし、読者としてはさしてそこまで感じません。というのも、下巻後半に至ってようやく火蓋を切るミンダナオ島沖決戦に向け、それまでは延々、中国軍の侵攻や、マスターズ博士の衛星打上げ試験の様子、マクラナハンらの訓練の模様が続き、「はじめチョロチョロ、なかパッパ」的な展開が相変わらずだからです。読者としては、早く肝心の見せ場が始まってほしいのにな、と待たされます。 さて肝心の決戦ですが、正直言って、航空作戦素人の私にはよくわからない部分。中国軍艦艇が密集しているミンダナオ島沖に向けて、護衛戦闘機もろくに付けず、B-52、B-1、B-2、B-111ら爆撃機だけで突っ込んでいっていいものなんでしょうか?お蔭で結構、虎の子の爆撃機も撃墜されてしまったようだし…。ま、電子装備を満載し「空の戦艦」と化した爆撃機を主人公とするこのシリーズでは、これもありなのかも知れませんが。
by sergeant_cooper
| 2012-05-17 06:37
| 書籍・映画
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||