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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『ゲシュタポ狂気の歴史』(ジャック・ドラリュ/講談社学術文庫、1962)
☆☆☆☆★ 数百万の生命を奪い、魂を苦悶させたナチ権力の中枢・ゲシュタポ。それは暴力と情報が結合した「装置」だった。この「悪魔の機械」は、どのように誕生し暴走したのか。そして、その力の源はどこにあったのか。 戦後、ナチの戦犯・協力者取り調べの任に当たったフランス人警察官が、膨大な資料と証言を通して全欧州を巻き込んだ狂気の実像を描く、異色の人間研究。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 原書は1962年刊行で、当初の邦訳は1967年。そしてこの文庫は2000年6月に刊行されたものです。全然別の本を漁りに図書館に行った際、ふらっとこの本を見つけて読んでみようと思いました。 資料の多くはニュルンベルク国際軍事裁判に拠り、さらに著者個人が戦争中に知己を得たドイツ人への印象を元にまとめあげた本のようです。まだ戦後17年しか経っていない時期にこれだけまとまった書物が出たのは、相当な努力の賜物と言っていいでしょう。 もうこれだけ時間が経ち、ナチズムの解明は進んだ今となっても、(私個人としても)行政組織であるゲシュタポと、党組織のSSやSAとの関係、その他、国防軍との関係はよくわかっていませんでした。それもそのはず、ヒトラーが部下を競わせて複雑な権力構造を作ったということらしいですが、それらの権力構造に乗っかった幹部たちの軋轢も生々しいものがあったのですね。 彼らが第二次大戦中、正当な業務遂行と称して狂気に駆られて行った所業の数々は、(終戦後、一部の幹部は処刑なり自殺なりして最期を遂げましたが、)とてもその程度で贖える罪ではない。この本は、二度と見たくない人間の暗部を見せてくれました。
by sergeant_cooper
| 2012-03-28 06:30
| 書籍・映画
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