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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『ファージングⅢ バッキンガムの光芒』(ジョー・ウォルトン/創元推理文庫、2008)
☆☆☆☆☆ ソ連が消滅し、大戦がナチスの勝利に終わった1960年、ファシスト政治が定着したイギリス。イギリス版ゲシュタポ・監視隊の隊長カーマイケルに育てられたエルヴィラは、社交界デビューと大学進学に思いを馳せる日々を過ごしていた。しかし、そんな彼女の人生は、ファシストのパレードを見物に行ったことで大きく変わりはじめる…。 すべての読書人に贈る三部作、怒涛の完結編。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 週刊文春ミステリーベスト10、2010年海外部門第2位。 『ファージング』シリーズの完結編、正に「怒濤の」完結編というにふさわしい幕引きです。 『Ⅰ』では、真犯人を見つけながらも自身の弱みを握られたカーマイクル警部補が、ノーマンビーの前に屈服。『Ⅱ』では、そのノーマンビーとヒトラーの爆殺計画を図らずも阻止してしまったカーマイクル。そしてこの『Ⅲ』では、いよいよ調子に乗って独裁を強めるノーマンビーに対し、養女エルヴィラと外務大臣ガイによって(図らずも)成就してしまったエリザベス女王への「直訴」成功で、三作にわたってイギリスを牛耳ってきた独裁政権を終焉に追いやるー。これ以上の大団円があろうか! 「まず『英雄たちの朝』で、初対面のミステリファンの心をがっちりとつかんだ。続く『暗殺のハムレット』で、最初のときめきに間違いがなかったことを確信させた。そして本書『バッキンガムの光芒』はー完璧だ。刺激的な展開、策謀と陰謀の奥深さ。登場人物の揺れる心の掘り下げ。そして勇気と希望。この「ファージング三部作」の完結編には、それらが満ちあふれている。」(解説:村上貴史より) これまで、第三帝国との妥協、ユダヤ人の排斥、ノーマンビーへの面従腹背と、良心に苦しんできたカーマイクル警部補(いや、今回は「監視隊隊長」)の積年の恨み辛みが一気に解放された。ここまでよく作者は引っ張ってくれたもんだ。感心しました。
by sergeant_cooper
| 2011-05-14 03:24
| 書籍・映画
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