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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『ファージングⅠ 英雄たちの朝』(ジョー・ウォルトン/創元推理文庫、2006)
☆☆☆☆★ 1949年、副総統ルドルフ・ヘスの飛来を契機に、ナチスと手を結ぶ道を選んだイギリス。和平へとこの国を導いた政治派閥「ファージング・セット」は、国家権力の中枢にあった。派閥の中心人物の邸宅でパーティーが催された翌朝、下院議員の変死体が発見される。捜査にのり出したスコットランドヤードのカーマイケル警部補だが―。傑作歴史改変エンターテインメント三部作、開幕。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 週刊文春ミステリーベスト10、2010年海外部門第2位。 これから始まる三部作ですが、どのジャンルにも属さないと言ってもいい異色作です。 イギリスがヒトラーの第三帝国と単独講和を結んだという歴史改変という意味ではSF的な要素もあるし、カーマイケル警部補がミスディレクションにも騙されず真犯人を追及するという意味ではフーダニットの世界。しかし、警部補の努力にもかかわらず、反ユダヤ的な独裁政権となりつつあるイギリスにおいて、せっかく突き止めた真犯人を放免せざるを得ない局面に追い込まれるところは多分に政治的な、フィクション小説の要素も感じさせる。 この「歴史改変」のまま、1960年頃の世界まで三部作は続くようですが、大変興味深い本です。
by sergeant_cooper
| 2011-05-12 01:25
| 書籍・映画
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