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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『八百万の死にざま』(ローレンス・ブロック/ハヤカワ文庫、1982)
☆☆☆★★ アームストロングの店に彼女が入ってきた。キムというコールガールで、足を洗いたいので、代わりにヒモと話をつけてくれないかというのだった。私が会ってみると、その男は意外にも優雅な物腰の教養もある黒人で、あっさりとキムの願いを受け入れてくれた。だが、その直後、キムがめった切りにされて殺されているのが見つかった。容疑のかかるヒモの男から、わたしは真犯人探しを依頼されるが…。 マンハッタンのアル中探偵マット・スカダー登場。大都会の感傷と虚無を鮮やかな筆致で浮かび上がらせ、私立探偵小説大賞を受賞した話題の大作。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 週刊文春ミステリーベスト10、1984年海外部門第8位。 ひょんなことからこの「アル中探偵マット・スカダー・シリーズ」を知り、いきなり、「最高傑作」との呼び声も高い第五作目を読んでみました。 これはミステリなんだろうか、というのが最初の読後感です。コールガールを殺した犯人を捜すという意味ではミステリですけど、犯人像は別に「意外な」設定ではない。その意味では、初めてマイクル・コナリーを読んだ時の感想に近いものがあります。 むしろ、酒をなかなか断つことができず、一度はひどいブラックアウト(飲んで記憶を失う)を経験して病院に担ぎ込まれ、その後も一日々々とAA(依存症者の自助グループ)に顔を出し、最後にはようやく「マットと言います、私はアル中です」と告白して泣き崩れるスカダーという人間像を描いた現代のハードボイルド、と言った方が近いでしょう。 依存症者が如何に酒に近づき、溺れていくのかを描いた点では、まるで作者自身が依存症を患った経験があるのではないかと思うほど、真に迫っている。この第五作に至る前の作品でも、マット・スカダーは酒と闘っていたのでしょうか?興味を覚えるところです。
by sergeant_cooper
| 2011-04-15 06:15
| 書籍・映画
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