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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『ソウル・コレクター』(ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋、2008)
☆☆☆☆★ リンカーン・ライムのいとこアーサーが殺人の罪で逮捕された。自分はやっていない、とアーサーは主張するも、証拠は十分、有罪は確定的に見えた。しかしライムは不審に思う―証拠が揃いすぎている。ライムは、刑事アメリア・サックスらとともに独自の捜査を開始、同様の事件がいくつも発生していることを知る。そう、姿の見えぬ何者かが、証拠を捏造し、己の罪を他人になすりつけ、殺人を繰り返しているのだ。犠牲者を監視し、あやつり、その人生のすべてを奪い、収集する、史上もっとも卑劣な犯罪者。神のごとき強大な力を持つ相手に、ライムと仲間たちはかつてない苦戦を強いられる。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 週刊文春ミステリーベスト10、2009年海外部門第3位。 年末が近づくと、今年もまたリンカーン・ライムの季節。昨年の『ウォッチメイカー』に続く第8弾です。 今回の強敵は、データベース会社に侵入・データを盗用し、他人に罪をなすりつけてほくそ笑む社会病質者。ライムらに追われていることを察知した犯人が、逆にデータ改ざんの鉾先をライムに向けて逆襲をかけるあたり、本当に心胆寒からしめるものがあります。キャラクターも、一見こざっぱりしていながらどこか怪しげな関係者が続々と登場し、よくこれだけ複雑な作品を毎年書けるものだと思います。 今回敢えて☆四つとしたのは、作者が着眼したデータ改ざん・個人情報の悪用という問題。フィクションの世界でも現実の社会でも、もう既に目新しいものではない。さらに、これまでのライムの十八番の「微細証拠物件」解析による犯人追跡がやや陰に隠れていること。また、「怪しげな関係者」があまりにも多く、全体としてやや整理されていない感もあること、でしょうか。ただ、これまでの作品があまりにも素晴らしいため、やや辛口の感想です。面白すぎてページをめくるのがもったいない気にさせてくれたのは本作も変わりありません。
by sergeant_cooper
| 2009-12-21 01:20
| 書籍・映画
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