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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『地球温暖化は止まらない 地球は1500年の気候周期を物語る』(S・フレッド・シンガー、デニス・T・エイヴァリー/東洋経済新報社、2007)
☆☆★★★ 本書は、地球の気候には1500年の周期があって、現在の温暖化はその周期によるものだ、ということを主張する本だ。著者たちは、大量の研究文献を引用しながら、この主張を組み立てていく。 一方で、いま流行の温暖化論議を厳しく批判している。例えばIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の主張の不審なところや温室効果理論の問題点をはっきり指摘し、しばしばいわれている温暖化の問題―海面が上昇して洪水と破壊が生じるとか、100万の野生種が永遠に失われるとか、といった点に対する詳細な反対論も展開している。 本書は2007年のかなりの部分で、「ニューヨーク・タイムズ」誌のノンフィクション部門ベストセラーに載り続けたらしく、最近、原書では更新・拡大版が刊行されている。本書の主張に共鳴する人だけでなく、そうでない人にも、知識を深めて、よりよい方策を考えるために有用な1冊だ。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 構成が特異で、その点で理解しづらい本でした。というのも、温暖化派の言い分に対し大量のデータを引用して反論、という両論併記のような格好になっているため、かなりわかりづらく、それが斜め読みを後押しする格好になってしまったわけです。 大まかに要約すると、上記のように、地球の気候変動の原因は二酸化炭素ではなく太陽活動周期の影響下にあるものであり、また過去の歴史を振り返ってみると、むしろ温暖化が進んだ時代の方が文明活動には好影響で、なおさら温暖化を深刻視する必要はない、といったところでしょうか。 以前読んだマイクル・クライトンの『恐怖の存在』(早川書房)もそうですが、いわゆる「世界的なコンセンサス下」にある温暖化に対する「保守派」の反論は、どこまで信用できるのかわからない(=極端な話、デマゴーグの類もある)ので、本書もどこまで信用できるのか、読んでいて心許なさを感じました。 ただ、どうやら地球の気候変動は主として太陽活動の影響下にあるという点だけは正しいように思われます。でも、だからといって(太陽の影響下で)温暖化が進んだとしても、やはり異常気象に悩まされることには変わりはないでしょう。 う〜ん、この「時事問題」に対する私の見方に良くも悪くも混乱をもたらしてしまった本でした。
by sergeant_cooper
| 2008-06-12 06:06
| 書籍・映画
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