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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『制裁』(アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム/ランダムハウス講談社、2004)
☆☆☆☆★ スウェーデンのとある町の古いアパートの地下室で、二人の少女の死体が発見された。凄惨な強姦殺人事件に人々は震え上がるが、ほどなく犯人ルンドは逮捕された。しかしそれから四年後、作家のフレドリックは、テレビのニュースに映った脱走犯の顔を見てパニックに陥った。娘を幼稚園に送ったときに入り口で挨拶を交わした男だったのだ。娘の無事を必死に願うフレドリックだったが、娘のマリーは無惨にも性犯罪者ルンドの餌食となってしまった。 フレドリックはルンドの自宅から、次に目を付けていた幼女のリストを発見。更なる被害を防ぐため、自らライフルを持ち出してルンドを射殺する。街中の住民がフレドリックの行為を英雄視する中、裁判が始まる。果たしてこれは検察の主張するとおり「計画的殺人」なのか、それとも弁護側が主張する「幼女を救うための正当防衛」なのか。グラスニッケル賞最優秀北米犯罪小説賞受賞作。 『1/2の埋葬』 (ピーター・ジェイムズ/ランダムハウス講談社、2005)の巻末の広告で本書を知り、普段まったく縁のない北欧のミステリを読んでみました。作家兼ジャーナリストのルースルンドと、刑事施設評論家のヘルストレムの共著。 広い意味ではミステリですが、これは(社会通念的にも許されない)卑劣な犯罪に対する私的復讐が法治国家でどこまで罪に問われるのか、という非常に微妙な問題を投げかけた作品だと思います。我が国でも性犯罪者の再犯が非常に問題となっている昨今、私的復讐とまではいかないまでも、これらの犯罪にどう対処していけばよいのか、現代的な重みを持った内容でした。
by sergeant_cooper
| 2008-06-10 06:10
| 書籍・映画
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