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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『傷痕 上・下』(コーディ・マクファディン/ヴィレッジブックス、2006)
☆☆☆☆★ 「コーンウェルをも凌駕する本年度最強の次世代サスペンス、ついに日本上陸! 」 凶悪犯に夫と幼い娘を殺され、自らも顔と心をずたずたにされた辣腕FBI捜査官のスモーキー。心の傷が癒ぬまま休職中の彼女に、ある日連絡が入った。親友が惨殺され、現場にはボニーという少女と、スモーキーあての挑戦状が残されていたという。自分と同じような体験をして傷ついているボニーを引き取ることによって心の問題に折り合いをつけたスモーキーは職務に復帰、優秀な部下と共に必死の捜査を始める。だが、切り裂きジャックの末裔をかたる犯人は、いまだかつてない残虐さで捜査陣を翻弄し続ける。 話題の新人によるセンセーショナルなサスペンス!(以上、出版社の内容紹介より抜粋) ジリアン・ホフマンを読んだのが始まりで、女性主人公ものに興味を持って読んでみました。ちなみに作家名は「コーディ」と言って、当初私にはまた女性作家かと思いましたが、これは男性です。過去に自らが凄惨な事件の被害者となった一介の女性捜査官が、トラウマを乗り越えて事件に立ち向かっていくという設定はホフマンと同様。 この作家は早くも続編の邦訳が出ていますが、そちらの方での本書の宣伝では「書店員さん、大興奮。一気読みした人、続出! スピーディな展開に手に汗握った:98%、この本は買いだ!:94%、最後まで一気に読んだ:98%」とあるように、女性主人公が過去の悪夢にうなされるシーンや一般的な情景描写等、(申し訳ないですが)本筋にはおそらく関係ないと思われる部分はすっ飛ばして先を読みたくなるほど、一気呵成に読ませてくれるのは本当です。 ただ、正直、先日読んだホフマンの『報復』をパクったのかい?と冗談半分の嫌みも言いたくなるほど設定に共通点が多く、例えば、これほど残忍な知能犯ということになると、登場人物を消去法で考えてみてコイツが犯人では?と思わせてしまうような、ミステリの言わば要の部分等、両作品ともよく似ています。でもまぁ、主人公スモーキーの優れた人物造形や、彼女を助ける優秀な捜査官チーム等、本書オリジナルの魅力的な設定もあるのでそれもよしとしましょう。 いま、その「続編」を読んでいるところですが、これも読み終わったところであらためて評価してみたいと思います。
by sergeant_cooper
| 2008-02-10 17:54
| 書籍・映画
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