検索
プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
カテゴリ
タグ
NFL(540)
ライブ(220) 広島市(76) 試乗(75) 浜崎あゆみ(72) クラシック(69) 海外ドラマ(64) 中央線(62) けっとちゃっぷ(62) ジェフリー・ディーヴァー(53) ピアノ(50) ロシア(49) ラジオ(49) マイクル・コナリー(48) 内田樹(43) 以前の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
ライフログ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
『報復』(ジリアン・ホフマン/ヴィレッジブックス、2004)
☆☆☆☆☆ 太陽の街フロリダは、「キューピッド」に怯えていた―それは若い金髪美人ばかりを狙い、何日も被害者をいたぶったあげく、生きたまま心臓をえぐり出して殺す連続殺人鬼の名だ。捜査は難航したものの、偶然、キューピッドが捕らえられる。やり手と評判の女性検事補、C・Jが担当することになったが、法廷で犯人の声を聞いた彼女は愕然とした。それは今なお悪夢の中で響く、12年前に自分を執拗にレイプした道化師のマスクの男の声だった!こいつを無罪放免にしてはならない―恐怖に震えながらも固く心に誓うC・Jだったが、次々と検察側に不利な事実が発覚しはじめ…。期待の大型新人による戦慄のサスペンス。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 「全国の書店員が熱狂!超大型新人作家による傑作サスペンス」ともあります。訳者あとがきには、「本書の編集担当者と、これ怖いですねえ、ほんと怖いですよねえ、と言い合ってきたが、今度は読者のみなさまに本書の怖さを堪能していただきたい」ともあります。 どういう怖さかというと、確かにハンニバルのレクター博士も真っ青というくらいの生理学的な凄惨さもある(中世の、八つ裂きの刑とか釜ゆでの刑とかといった野蛮な痛さではなく、いかにも現代医学の知識を駆使したサドさ加減がすごい)のですが、それよりも、女性作家が、か弱い女性主人公が感じる女性の恐怖心をうまく描写している、というところが大きいと思います。ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライム・シリーズの場合、天才鑑識家のライムと男勝りのアメリアという無敵のチームが、どんな嫌らしい悪党にでも絶対最後には勝ってくれるという安心感があるのですが、本書はそういうわけにはいかないのです。 ミステリのプロットとしては、実は「おそらくこういう展開になるのではないか」と予想できなくもありません。それは確かに弱点かも知れませんが、これだけ書ければ文句なしでしょう。 作者には『報復ふたたび』という続編もあるそうです。え、この怖さにさらに続編があるのかよ、という感じですが、もうここまできたら怖いもの見たさで読んでみることにします。ちなみにワーナー・ブラザーズで映画化決定とのことです。
by sergeant_cooper
| 2008-02-06 21:01
| 書籍・映画
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||