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プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『スコットランド紀行』(エドウィン・ミュア/岩波文庫、1935)
☆☆☆☆☆ スコットランドの北、オークニー諸島で生まれた詩人ミュア(1887-1959)が1934年、自動車でエディンバラからグラスゴーを周遊した際の紀行文。本邦初訳(2007年7月18日第一刷)。 愛車ミニのルーフにスコットランドの国旗を貼ってもらった私、少しはスコットランドにお近づきになろうと思い、きちんと書店で購入し勉強してみました。 印象的なのは、美しい丘陵地帯を愛でる素直な視線や、横柄なイングランド人旅行者への冷めた目線もさることながら、1930年代という大不況期、産業主義によって疲弊したグラスゴー市民の表情やスラム街の様子を通じて得られた冷静な観察に、現代の我が国にもあてはまる普遍性を感じたことでした。 「(産業都市では、)周囲のすべてが感覚の自閉症を生んで、次々と外部のものに目をつぶるようになり、最後には利益になることしか見ないようになる」 「競争原理は拡大を生む。それどころか拡大こそ競争原理の円滑な作用に必要である。しかし収縮には競争原理はうまく対応しない」 オークニー諸島の借地農の子に生まれ、少年〜青年期を通じてグラスゴーで労働者や事務員として過ごした著者にはひけらかすような学歴はなかったのでしょうが、控えめながら鋭い洞察に豊かな才能を感じました。
by sergeant_cooper
| 2007-10-17 22:09
| 書籍・映画
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