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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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ここしばらく、書評誌で初めて知ったカール・ハイアセンという人気作家の作品を読み漁っておりました。出版年月日の新しい方からの紹介になりますが、とてもユニークな作風で楽しめますので、興味のある方は是非ご参考まで。
『復讐はお好き?』(カール・ハイアセン/文春文庫、2004) ☆☆☆☆☆ 結婚記念旅行の船旅の途上、夫のチャズから夜の海に突き落とされたジョーイ。孤島に住んでいる元州検察局捜査官ミックに拾われ九死に一生を得た彼女は、ジョーイが死んだものと早合点してさっそく愛人を引っ張り込んでいる女たらしのチャズに強烈なしっぺ返しをすべく、ミックと協力して「ゆすり」にかかる。 生態系などに何の関心もないのに名前だけの生物学博士号を取り、フロリダのエヴァーグレーズ湿原の水質検査の数値をごまかしていたチャズは、一体誰からゆすられているかもわからず慌てふためく。 週刊文春ミステリーベスト10、2007年海外部門第2位。 アメリカでは超ベストセラー作家とのことで邦訳も何冊も出版されているようですが、いま店頭に並んでいる「本の雑誌」8月号の新刊紹介で知らされるまで、寡聞にして全く知りませんでした。作者11作目の長編小説。 コミカルタッチ、という点が本格ミステリではないのではないかと気になりましたが、それはあくまで表現の話。最初に犯罪が明らかにされ、それを被害者や警察当局が追い詰めていくという堂々とした倒叙形式のミステリです。「痛快な物語、スマートな語り口と軽快なスピード感、最低の敵役と最高の脇役」、「つまり本書はハイアセンの最高傑作」と解説にありますが、確かに読んでいて本当に痛快。 ダン・ブラウンやジェフリー・ディーヴァー、スティーヴン・ハンターと、スピード感のある今風のミステリ作家に連なる作家をまた発見してしまいました。 *** 『ロックンロール・ウイドー』(カール・ハイアセン/文春文庫、2002) ☆☆☆☆★ 金満亡者のヤッピー社主に楯突いて死亡記事欄担当に左遷されたベテラン記者ジャック・タガーは、ファンだった往年のロック歌手ジミー・ストマが水死した事件を追ううちに、売り出し中のポップ歌手でもある未亡人の妙によそよそしい態度が気になる。相次いで殺害されるストマのバンド仲間たち。やがてそれは、ストマの未発表のシングルが記録されたハードディスクを入手したジャックの身辺にも及び始める。 『復讐はお好き?』(カール・ハイアセン/文春文庫、2004)が気に入って、その前作を借り出しました。 本作でも、余計なエピソードなど差し挟まずテンポよくストーリーを展開させていくスタイルが小気味よく、適当にくだけた邦訳がよく合っています。読み始めたら止められないストーリーの面白さもさることながら、46歳の主人公と、20歳も年下の女上司のロマンスが発展したり、往年のロック歌手がどんどん実名で登場したり、読みどころもたくさん。ロック界に疎い方にはお勧めできないかも知れませんが、楽しい作品でした。
by sergeant_cooper
| 2007-09-26 20:36
| 書籍・映画
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