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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『チェチェン やめられない戦争』(アンナ・ポリトコフスカヤ/NHK出版、2002)
☆☆☆★★ チェチェン関連の報道は、実に限られている。ジャーナリストを対象とした度重なる誘拐、殺人に加え、煩瑣な手続きが外国報道陣を寄せつけないからだ。世界中から忘れ去られ、無法地帯と化したチェチェン。ロシア人女性ジャーナリストが命を賭けて拾い集めたのは、武装勢力の主張でもなく、ロシア軍のイデオロギーでもなく、誰にも止められない戦いに翻弄される市民たちの声だった。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) ボスニア紛争と同様、チェチェン紛争、いや、崩壊後の旧ソ連の状況は一体何がどうなっているのか、私たち西側世界の住人には皆目見当もつかない状況でした。本書の貴重なルポによって、チェチェンは「混乱は儲けにとって好都合」な、意図された「合法的無法状態」だったことが明らかにされています。 ロシアは、強権政治と硬直した官僚制によってしか統治され得ないのでしょうか。まったくもって暗澹たる気持ちにさせられました。 *** 『プーチニズム 報道されないロシアの現実』(アンナ・ポリトコフスカヤ/NHK出版、2004) ☆☆☆☆★ 北オセチア学校占拠事件が起きたとき、対策本部が最優先したのは、プーチンの意向を知ることだった。人命よりもイデオロギー、それがロシアの現実だ。独裁制復活へ向かう国家によって自由な生活を奪われながらも、懸命に生きようとする市民に光を当てる。さらに踏み込んだ取材で、汚職まみれの司法、新興財閥の専横、軍の放埒ぶりを暴いた、ロシア人ジャーナリストによる意欲作。 (以上、出版社の内容紹介より抜粋) 前作『チェチェン やめられない戦争』(2002)はチェチェン紛争に焦点を絞ったルポでしたが、それでも背後にあるロシア社会の無法ぶりを浮き彫りにしていました。本書は、さらに一歩進んで、当局やマフィアの意のままに操られる司法や、それを笠に着て好き放題の無法をはたらく成金の新興財閥等、もはやどうしようもないロシアの現実を赤裸々に描き出しています。 BRICs、G8等でもてはやされるロシアですが、法も秩序もないこの国に国家を名乗る資格があるのでしょうか。 ロシアはその軍事力によって、また中国はその人口プレゼンスと環境破壊によって、国際社会の極めて危険な「要注意人物」だと感じました。
by sergeant_cooper
| 2007-06-26 06:14
| 書籍・映画
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