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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『歴史を変えた気候大変動』(ブライアン・フェイガン/河出書房新社、2000)
☆☆☆★★ 中世以降のヨーロッパにおける気候変動(「中世温暖期」「小氷河時代」「温暖化」)が、主に自耕自給農民から成り立っていた当時の社会に与えた破壊的な影響(飢饉や疫病、廃村等)を分析し、環境が歴史に与えるインパクトにあらためて注意を促す。 この1月に読んだ『文明崩壊』(ジャレド・ダイアモンド/草思社、2005)は、環境問題以外の因子(隣り合う社会との友好関係等)も考慮に入れ、世界各地をマッピングした幅広い内容でしたが、本書はヨーロッパの気候変動という一点に検討対象を絞り込み、議論を展開しています。その意味で、『文明崩壊』の下資料ともいえる内容でした。 『文明崩壊』では、それでも結局のところは環境決定論という結論が見え隠れしていましたが、本書は敢えてその議論に踏み込んだうえで、環境が社会にもたらす影響の大きさを率直に指摘している分、素直にうなずける部分が多いように思います。それにしても、たかだか平均気温が1〜2度変動しただけで餓死者が出るほどの騒ぎになるという社会構造の脆弱さにも驚きますが、繰り返し襲ってきた大変動にも不屈の繁殖力をみせて生き残った人類のしぶとさ、という妙なところにも感心させられました。 *** 『異常気象売ります 上・下』(シドニィ・シェルダン/アカデミー出版、2004) ☆☆★★★ アメリカの世界的シンクタンク、キングスレー・インターナショナル・グループ(KIG)の科学者が次々に不可解な死を遂げる。夫の死に疑問を持ち偶然知り合ったケリーとダイアンは、KIGのオーナーのターナーに相談を持ちかけるが、実はこれらの事件は全て、KIGが極秘に開発した異常気象発生装置の秘密を隠蔽するためターナーが仕組んだものだった。逆にターナーから命を狙われることになったケリーとダイアンの逃避行と、一発逆転の秘策は如何にー。 ジェットコースター・サスペンスといえばフォーサイス、クライトン、ディーヴァー、ブラウンと名前が挙がりますが、同じくベストセラー作家のシェルダンはどこか異質な感じがあります。スリルはあっても、結局のところ金と権力を追い求める歪んだサクセスストーリーという点が共通しているからでしょうか。ともかくも、例の「超訳」で読みやすく、旅行や病床のお供には最適でしょう。 *** 『半井小絵のお天気彩時記』(半井小絵/かんき出版、2006) (う〜ん、評価対象外) 確かにお天気に関する地学の授業っぽいところもありますが、バレンタインにチョコをあげた話もあったりして、基本的には半井さんのエッセイ。 それにしても「気象予報士の仕事は365日休みがありません」ということなのにたくさん参考文献も列挙され、古来の暦も詳しく解説。やはり彼女は努力家なんですね。そういうところが人気の秘密なのでしょう。
by sergeant_cooper
| 2006-11-24 19:51
| 書籍・映画
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