検索
プロフィール
1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
カテゴリ
タグ
NFL(540)
ライブ(220) 広島市(76) 試乗(75) 浜崎あゆみ(72) クラシック(69) 海外ドラマ(64) 中央線(62) けっとちゃっぷ(62) ジェフリー・ディーヴァー(53) ピアノ(50) ロシア(49) ラジオ(49) マイクル・コナリー(48) 内田樹(43) 以前の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
ライフログ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
『完璧な赤』(エイミー・B・グリーンフィールド/早川書房、2005)
☆☆☆★★ 中世ヨーロッパ、タペストリーや衣服を彩る希少な染料、特に「赤」は、富や権力の象徴として珍重されていた。しかし1519年、新大陸に降り立ったスペインの征服者たちは、これまでにない鮮やかな赤色を生み出す未知の染料を発見する。果たしてその正体は、サボテンに寄生するコチニールという小虫が分泌する液体だった。利潤の独占を狙い門外不出の秘密とするスペインと、これを探りだそうとする新興国家群との間に繰り広げられる歴史ノンフィクション。 新大陸の金銀財宝、綿花やさとうきび等の金になるプランテーション経営はともかく、一天然染料をめぐってこれだけの騒動が進行していたとは驚きでした。当時はまだまだ地球は広く、未開のフロンティアが広がっていたんだなと思いました。 分野こそ染料というあまり馴染みのない世界ですが、文章も訳文もわかりやすくてテンポもよく、まとまりのいいノンフィクションに仕上がっていると思います。 *** 『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』(安部司/東洋経済新報社、2005) ☆☆☆☆★ 食品添加物の専門商社でトップセールスマンとして活躍するも、添加物の安全性に疑問を感じて20年前に退職、以後、執筆/啓蒙活動を続ける著者による「舞台裏」の解説。 この本を読むまでは、「食」の安全というと遺伝子組み換えやBSE等、産業資本に支配されたアメリカのジャンクフードの問題だと、まるで対岸の火事でも眺める程度の関心しかありませんでした。しかし、この日本でも、よほど「無添加」なものでもない限り、コンビニで売られているサンドイッチやおにぎりに始まって、ほとんどの食品は数種類〜数十種類の添加物の固まりだなんて、正直ショックでした。無農薬や有機農法が普及し、あるいは「合成○○料は使用していません」という表示が半ば当たり前になるほど日本では「食」の安全に対する意識は高まっていて、取り立てて心配するようなことは何もないと思っていましたが、とんでもない認識不足でした。 もちろん、添加物だからといって全て身体に悪いわけではないでしょうし、流通ルートに乗せる上で最低限の添加物も必要でしょう。著者も言っているように、便利さと引き換えにする面もあるわけです。しかし、親元を離れて早20年以上、安直な食生活を続けてきた私は一体どれほどの添加物漬けになってきたかと思うと、薄ら寒さを覚えます。今現在は問題なくても、これから60、70と歳を重ねるにつれて表面化していくのでしょうか。幼い甥っ子を抱える妹夫婦にも読ませたいと思います。 *** ちなみに、私が朝食にしている西友のスライスハムの裏側を見てみると、 「原材料名:豚ロース肉、糖類(還元水あめ、ぶどう糖、砂糖)、食塩、乳たん白、卵たん白、大豆たん白、ポークエキス、リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸等)、ゲル化剤(カラナーギン)、酸化防止剤(ビタミンC)、着色料(紅麹、コチニール)、くん液、発色剤(亜硝酸Na)、(原材料の一部にゼラチン、乳成分を含む)」 と確かに添加物のオンパレード。あのコチニールまで入っているとはげんなりでした。
by sergeant_cooper
| 2006-11-19 13:02
| 書籍・映画
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||