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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『クルスク大戦車戦 上・下』(デイヴィッド・L・ロビンズ/新潮文庫、2006)
☆☆★★★ 1943年2月のスターリングラード攻防戦後、攻勢に転じたソ連軍に押されながらも、ドイツ軍は何とか戦線の崩壊を食い止めた。その結果、ソ連戦線の一部がドイツ側に突出して取り残される形になる。これが本書の舞台の「クルスク突出部」である。ドイツ軍は新兵器のティーガー戦車を含む大部隊を投入し包囲殲滅戦を企むが、これを予期していたソ連軍は、ドイツ軍を遥かに上回る物量を集結させ、満を持して待ち受けていた。そして1943年7月、地上戦の火蓋が切られた。 学生の頃、ロシア南部のオリョールという街を旅行しました。ツアー同行者から「この近くのクルスクというところで戦車戦があったんだよ」と教えてもらいましたが、辺りは緩やかな丘陵と小川の散在する、見渡す限りの草原。そののどかな風景からは、かつての戦車戦など想像も付きませんでした。 しかし本書によって、ようやく初めて、史上最大と言われる戦車戦の有様、その戦略的な意義、そしてソ連軍の戦術思想等を知ることができました。ロシア人の胆力にも感服。欲を言えば、本書には親子、恋人、裏切りやパルチザン、スパイといったセンチメンタルな要素が多過ぎ、戦車戦の迫力だけを集中して堪能できるストーリー仕立てになっていないことが残念だったでしょうか。この点、作者が『鼠たちの戦争』(新潮文庫、1999)で、狙撃兵同士の孤独な対決をひたすら描き切ったのとは対照的でした。
by sergeant_cooper
| 2006-02-20 19:40
| 書籍・映画
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