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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『人類の祖先はヨーロッパで進化した』(デイヴィッド・R・ビガン/河出書房新社、2016)
☆☆☆★★ ヨーロッパからアフリカへ逆戻りして、人類が誕生した! 人類誕生以前の、3000万年にわたる知られざる類人猿の進化を明かす!(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 著者は、トロント大学人類学教授という先生です。 わざわざ「日本語版解説」が付き、国立科学博物館名誉研究員という肩書きの先生が序文を寄せています。この序文で本著がかなり要約されていると言ってもいいのですが、要するに、 1)世間の通説では、東アフリカで類人猿から進化したヒトが、世界中に広まったとなっているが、 2)ヨーロッパの各地で、東アフリカの類人猿から直接進化したと思われる化石がたくさん見つかっている。 3)一方、その時期には東アフリカにはそのような化石が全く出てこない。出てくるのは、ヨーロッパで進化したと思われる以降の化石ばかり。 4)となると、東アフリカからいったんユーラシア大陸に出て進化した類人猿が、もう一度アフリカに戻り、再度進化し、そしてまた世界に出た、と見るのが自然ではないか。 との自説を展開されているわけであります。 序文でも断られていますが、正直、著者の解説は微に入り細に入りで丁寧なのは良いのですが、何とかピテクスがどうのこうのという記述がやたら出てきても、進化上の関連性など、一読者には追い切れません。むしろ、歯の化石一個か二個で、学者先生はよくそんなことまで推察できるものだと、変なことに感心しました。 確かに、この3000万年というオーダーだと、アフリカ大陸がまだユーラシア大陸と合体していなかったり、気候もまったく違っていたり、現代の先入観を持ってしては誤るのかも知れません。 それを地道に、根気よく発掘作業を続け、歯とか指の骨のひとかけらとかから、これはヒトの祖先、これはチンパンジーの祖先と選り分けるなんて、人類学者というのは本当に大変な?お仕事、というかスペシャリストなんだと、あらためて感心した次第であります、ハイ。
by sergeant_cooper
| 2017-10-25 06:14
| 書籍・映画
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