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1964年(昭和39年)7月8日生まれ。蟹座でB型。
広島市出身、東京都国立市在住。 学生時代は水泳部(ちなみに100m自由形のベストタイムが60秒ジャスト)。 一番の趣味はアメリカンフットボール観戦で、1992年以来のNFLファン。好きなチームはTennessee Titans。 好きなアーティストのコンサート(浜崎あゆみ、クラシック等)に行ったり、路上ライブで見つけた若手のライブに行ったり。ピアノを始めたのも近年のマイブーム。演奏の動画は、以下です。 「片想い」 「17才」 「サイレント・イヴ」 「Honesty」 「We're All Alone」 「スター・ウォーズ」 「Voyage」 「上からマリコ」 「希望の轍」 ブログパーツ
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『究極兵器コールド・フージョン』(クリス・ライアン/ハヤカワ文庫、2006)
☆☆★★★ 湾岸戦争で捕虜になり、心に深い傷を負ってSASを退役したニック。妻に先立たれ、彼は科学者になった娘のセアラを大切にしていた。だが、その娘が姿を消した。彼はSAS隊員でセアラの恋人のジェドと行方を追う。が、ジェドは大量破壊兵器の存在を探るためイラクに送られた。そして、セアラが重大な研究をしていたことを知ったニックもバグダッドに向かう。 イラク戦争を題材に巨大な謀略と壮絶な戦闘を描く冒険巨篇。(以上、出版社の内容紹介より抜粋) 訳者あとがきによれば、「いささか陳腐な表現ながら、手に汗を握るとはこのことだろう。クリス・ライアンの傑作冒険小説のうちのベストといっても過言ではない」と締めくくられていますが、個人的にはそれほどのことは…。 SAS隊員のジェドは、(後のイラク戦争での大量破壊兵器の証拠を見つけるため)4人のチームでバクダッドのプラントへの潜入を命ぜられ、命からがら何とか画像を持ち帰る。一方、元SAS隊員のニックは、ケンブリッジ大で何やら核物理学を先行している娘のセアラと連絡が取れなくなり、どうやら拉致されたことらしいことが判明。 SISは、恋愛関係にあるジェドと、父のニックに対し、再度イラクに潜入し、セアラ奪還を命ぜられる。元より望むところなミッションだったところ、セアラがいるらしいプラントへはトマホーク攻撃が開始され(=セアラらは、間一髪連れ去られて無事)、SIS本部からは追跡を命ぜられる。クルド人自治区まで命からがら追跡し、やっとのことでテロリストの手からセアラ奪還、を寸前にして、急遽同行してきたSISの工作官ローラは、何とセアラを射殺しようとするー。 (またネタバレになりますが、) セアラは常温核融合に成功したと思われ、同時にイラクでも開発が完了しかけているとみたSISは、両者に取り敢えず実験を成功させておいて、成果は封印したかったよう。恋人のジェドも、父のニックも、SISの冷酷非情で汚いやり口に激昂し、ジ・エンドの結末であります。 確かに、SAS物と言えばSAS物ではありますが、もうここまできたらただのワンマン・アーミーな冒険小説であり、ミリタリー・アクションらしい戦略や戦術は出てこない。 「冒険」小説の方に振り過ぎているように感じました。
by sergeant_cooper
| 2017-07-04 06:14
| 書籍・映画
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